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 【二松學舍大学附属柏中学校 塾対象説明会レポート】 


 二松學舍大学附属柏中学校 塾対象説明会レポート  

 

 

二松學舍大学附属柏中学校 塾対象説明会レポート

二松學舍大学附属柏中学校

 

日時: H23年9月9日

 

■昨年度中学校を創立し、初めて中学入試を行った二松學舎大学附属柏中学校の学校説明会に行ってきました。  

学校の歴史は古く、明治時代、漢学者で、明治法曹界の重鎮であった三島中洲(ちゅうしゅう)によって創立されました。この学び舎で学んだ文化人としては、夏目漱石、中江兆民、犬養毅、嘉納治五郎(講道館創設者、柔道普及に尽力)、平塚雷鳥とそうそうたるメンバーが並びます。

日本が再び開国した明治という時代に、自国、母国語を正しく理解した上での真の国際人を目指すという建学の精神、および断片的な知識の習得ではなく、物事を深く深耕する身に着けることの大切さを説きました。この中洲の教えは脈々と二松學舎の教育に受け継がれています。

 

■二松學舎大学附属柏中学校は、車で柏駅から国道16号線を千葉方面に10分ほど進み、手賀沼のほうに入っていった、自然があふれ、緑豊かな環境の中に校舎が建っています。各階ごとにパステルカラーに色分けされた、光降り注ぐ明るい校舎は依然として真新しく、それに加えて今年は新築の体育館が、校門横に大きく存在感を主張していました。

 

■説明会は木村校長のご挨拶から始まりました。  
木村先生、校長就任より4年。この間に中学創設、体育館新設、校舎リニューアルと、大きな改革を怒涛のように成し遂げてこられました。

教育の指針として、論語の教えより、仁愛、正義、誠実をあげられ、生徒たちが落ち着きがあり、挨拶がよいこと、学校側が生徒指導をしっかりしていることを話されました。

駅からの距離は、柏駅より無料スクールバスを運行しているとして、問題がないとし、この自然豊かななかでこそ勉強に集中できること。学校の教育方針を理解して入学してほしいと話されました。

次に中学部の担任もされている先生から、第1期生となる中学1年生の入学より2学期開始までの様子の説明がありました。

・現中1は78名在籍、3クラス編成(1クラス 26名程度)です。
・1学期は非常に出席率がいい状態で、全員元気に通学していました。
・大学図書館を生徒たちがよく利用しています。
・夏休みの勉強会では、指名制、希望制取り混ぜたきめ細かい指導を行ないました。(ほぼ全員に近い出席率)
・芝浦工業大学柏中学校の先生を招いての、「沼の教室」(校内宿泊体験を含む)も行ないました。

細やかで落ち着いて指導されている様子が感じられました。

 

◇平成23年度中学入試に関して  
第1回入試、第2回入試とも、  4教科(国算、各50分、各100点。社理、計60分、各50点)300点満点。  
合格者平均 1回目、178.7点、2回目は173.6点。

 

◇平成24年度中学入試に関して
問題傾向、科目、配点等今年度も変わらず。大体6割取れるとよいかと思われます。

変更点
第3回入試
・定員: 10名から15名に若干増やすこと。ただし、1回目(70名)、2回目(20名)は変わりなし。

・受験資格: とくになし。(第1回入試、第2回入試のどちらも受験していなくても、受験することができる)

・試験科目: 作文・面接・算数   ただし、1、2回を両方、または片方受験している場合は、作文と面接のみ。

 

☆感想
全体に説明会を聞いた感想としては、歴史のある学校ということで、教育方針や生徒に対する指導方針などに、大変安定感がある好印象を受けました。  
大学、高校の歴史が長い学校でも、中学校新設に際しては、年齢も異なる子供たちを扱うのは初体験ということで、指導、教育に少しうまくいかなかったり、それを年々手直し、改善していくといった過程がどうしてもあるものですが、その点、少人数で確実にやっている手堅さのようなものが感じられました。
ホームページでスクールバスの時間を確認されて、ぜひ直接学校を来訪、話を聞いてみてくださいとのことでした。  最後に1つ、スクールバスの件でお知らせ。千葉ニュータウンからのスクールバス運行に関して、距離が長いため、将来有料化の方向で検討中とのことでした。

 

情報協力: エクセレントゼミナール (柏駅から徒歩4分)

 

 

 

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