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とうきょうじょがっかん ちゅうがっこう

東京女学館中学校

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東京女学館中学校の基本情報

  • 住所: 〒150-0012  東京都渋谷区広尾3-7-16
  • TEL: 03-3400-0867
  • アクセス: メトロ日比谷線「広尾」徒歩12分
  • 生徒数: 約760名   教員数:111(中高合わせて)
  • HP:  http://www.tjk.jp/mh/index.html
  • 参考偏差値: こちら

初年度に掛かる経費
授業料 582,000円
入学金 290,000円
諸経費 554,000円
初年度必要金額 約1,426,000円

※教育環境充実寄付金(任意)  1口200,000円  1口以上


最新情報

2010/2/3  平成22年度中学入試結果(PDF)   こちら

 


学校について
創立

英語教育

併設高校の大学合格進学実績

高校募集

学校について
入試 難易度

入試 科目

面接

調査書 提出



備 考

■英語:
・創立以来、英語の学習に力をいれています。中学の英語週6時間全てを分割授業とし1クラス約20名です。そのうち1時間の英会話は中1からネイティブスピーカーが担当しています。

 

■募集
・中学募集: 一般学級130名、 国際学級38名(内、帰国入試18名)
 ※面接: あり。 面接官2名、受験生1名  約3分間
 ※提出書類: 通知書コピー
 ※筆記試験: 一般4科目、 国際2科目
 ※複数回受験者の面接は初回のみ  面接参考。  帰国生入試は別途
・国際クラスとは: 国際学級は、英語に特化した多文化コミュニティーのクラスです。英語は中1で週8時間のうち、6時間はネイティブ2名と日本人教員1名の3人体制でレベル別分割授業を行っています。


・高校募集: 一般コース・・・推薦8名、一般入試8名    国際コース・・・推薦7名、 一般入試7名
※中学校からの内進生とは “一部混合クラス”
・内部進学率: 約97%が併設高校に進学

 

■併設学校
東京女学館高等学校、東京女学館大学


併設高校の大学合格実績 上位校

立教大、東洋英和女学院大、青山学院大、明治学院大、日本大、早稲田大、白百合女子大、慶應大、明治大、法政大、日本女子大、北里大、上智大、学習院大 など

東京女学館大学(併設大)には毎年数名が進学。
同大学の推薦権利を持ったまま他大学への受験が可能です。


併願中学校例

青山学院中、学習院女子中、東洋英和女学院中、頌栄女子学院中、立教女学院中、日本女子大附中、洗足学園中、大妻中、共立女子中、国府台女子学院中、品川女子学院中、星野学園中、実践女子学園中、広尾学園中、恵泉女学園中、跡見学園中、山脇学園中、土佐塾中 など



 

 

 




理念・教育の特長

教育方針

東京女学館は生徒の皆さんの将来につながる教育を大切にしています。どんな生き方をしたいか、どんな女性になりたいか、と考える時、どうしても身につけておかなければならないこと、それが、「知性」と「感性」、そして「品性」です。「知性」とは単に博学を意味するものではありません。知識や情報を有効に使いこなし、そこから新しい価値観や表現を作り出していく能力を意味します。「感性」は自分自身で考え、何かを創造していく力です。「品性」とは何事にも偏らない無垢な判断力を身につけていること、その人の身にそなわった全人的な人柄です。

東京女学館は教育目標として、
「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」 を掲げています。
この目標を支える柱が、
「他者を思いやる心の育成」
「基礎・基本に根ざした個性の伸長」
「自ら問題を発見し、解決する力の育成」
です。

この教育目標を具体的に実現するための実践課題として、
A 自国文化の理解
B 国際的視野の育成
C 平和教育の推進
D 環境教育の推進
E 情報教育の推進
F ボランティア学習の推進
という6つのテーマを設定しています。

 


沿 革

1886年(明治19)、当時あまり顧みられていませんでしたが、女子高等教育の必要性を痛感した内閣総理大臣伊藤博文が創立委員長となり「女子教育奨励会創立委員会」がつくられました。創立委員には、伊藤博文の他に、澁澤栄一(実業家)、岩崎彌之助(実業家)、外山正一(東京帝国大学総長)、ジェムス・ディクソン(東京帝国大学英語教授)、アレキサンダー・ショー(聖公会司教)など、当時の政・財・官界の有力者によって構成されました。翌年発足した女子教育奨励会は北白川能久親王を会長に戴き、1888年(明治21)9月、同会によって「諸外国の人々と対等に交際できる国際性を備えた、知性豊かな気品ある女性の育成」を目指して設立されたのが東京女学館です。以来、110余年に渡って培われてきた伝統は、「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」という本校の教育目標に脈々と受け継がれております。

1888年(明治21) 東京女学館設立する。(永田町御用邸雲州屋敷にて開校)
1890年(明治23) 虎の門の旧工部大学校生徒館に移転する。
1900年(明治33) 5年の普通科と2年の高等科を置く。
1923年(大正12) 関東大震災後、渋谷羽沢に移転する。
1929年(昭和4) 小学科を開設し、まもなく小学部と改称する。
1930年(昭和5) 白いセーラー服を制服とする。
1936年(昭和11) 普通科を中等科、小学部を初等科と改称する。
1943年(昭和18) 校章、校旗を制定する。
1947年(昭和22) 新学制制度実施に伴い、中学校を開設する。
1948年(昭和23) 同じく高等学校を開設する。 校歌「開花のひかげあたらしく」を制定する。 尾上柴舟作詞・小松耕輔作曲
1951年(昭和26) 財団法人東京女学館を学校法人に改組する。
1954年(昭和29) 専攻科を開設。また軽井沢に学習寮を設ける。
1956年(昭和31) 短期大学を設立し、翌年専攻科を廃止する。
1977年(昭和52) 中学校高等学校の父母の会を発足する。
1988年(昭和63) 創立百周年記念式典を行う。
1998年(平成10) 渋谷校舎全館落成する。
2002年(平成14) 四年制大学を開学する。
2004年(平成16) 中学校高等学校に国際学級を開設する。

 


教育について 

中学校で基礎力を身につけ、高等学校で自分の可能性を伸ばしていく、充実したカリキュラムです。 中学校では、特定の教科に偏ることのない、バランスのとれた学習指導を実践しています。さまざまな教科をしっかりと学ぶことで、生徒たちは興味関心の幅が広がるとともに、基礎・基本が身につきます。こうした教育が、高等学校でのより深く高度な学習内容に対応できる素地を作ります 。

 

○国際交流

◆ICEC(Intercultural Education Center)
ICECは、「国際的視野の育成のための異文化相互理解」 を推進することを目標にしています。ここで目指している異文化相互理解とは、単に国と国との間の理解にとどまらず、人と人との間、集団と集団との間で相互に認め合い、理解することを目指しています。 ICECの諸活動を通じ、自己や自己の文化を絶対化することなく、他者あるいは自己と異なったものを認め、理解し、受け入れるという、他に開かれた感性を養っていきます。


○国際学級

東京女学館の教育目標の実践課題の一つ、「国際的視野の育成」をさらに高めるのが「国際学級」です。英語は、読む・聞く・話す・書くなどの言語活動を行う上での一つの道具と考え、日本語を含むすべての言語活動をバランス良く学習し、高いコミュニケーション能力を身につけ、国際的な社会で貢献できる女性の育成を目指します。

○進路について

東京女学館の進路指導は、6年間を大きな一つのくくりと考え、生徒の発達段階を踏まえて2年ごと3つのブロックに分けて行われています。 中1・中2ではカウンセリング的な手法も用いながら、自分の能力や適性への理解を深め、自己の生き方・あり方への関心を深めます。 中3・高1では自己理解をもとに社会に対しても視野を広げていきます。働いている方にインタビューする職業研究や自分の考えを発表・スピーチする研修旅行などを通じて、将来を見通した自己の確立を図ります。

 

特徴

知性・感性・品性の調和のさらなる充実を目指し、授業を6日間で行います。
中学校では基礎基本の充実とバランスのとれた学習が展開できるように、全ての教科をまんべんなく学習します。
高校では自己実現に向け高2から文系・理系のコースにわかれ選択科目を豊富にそろえ、各自の進路にあった学習ができるように工夫しています。

思考力やコミュニケーション能力を磨くために、国語ではディベートや弁論大会、1〜3分間スピーチを授業に取り入れ、社会では新聞記事をもとに「ニュースノート」を作成します。高1では1年間かけて課題研究を行い、教員1人が3〜4名の生徒を担当し、テーマは生徒が興味を持った内容を論文形式でまとめます。数学は演習ができるように時間数を確保しています。理科は実験中心の授業を行い、他教科においても充実した設備を活用し実習・実技に力を入れています。


教科の特長

国 語

◆基礎の充実
私たちは言葉とともに生きています。言語に対する感性や思考力を高めるため、その基礎となる文章読解を丁寧に行います。古典学習についても、中3から入門的な古典作品を使って用言や助動詞を中心に学び、高校での本格的な学習に備えます。中学生のうちには漢字のテストも定期的に行われます。また、希望者は年2回学校で漢字検定を受検することができます。

◆コミュニケーション能力を磨く
人として生きる上で大切なコミュニケーション能力。「聞く力」「話す力」を磨くための工夫が国語の授業に組み込まれています。中学で毎年行われるディベートや弁論大会、更に1分間(場合によっては2分、3分)のスピーチも各学年の授業に積極的に取り入れられています。自分の体験や考えを伝えることの楽しさ、他の人の話を聞くことの大切さを、身を以って学びます。

◆自ら考える生徒に
ディベートや弁論大会・中3での意見文作成に代表される作文指導を通じて、徐々に人間や社会に対する問題意識が培われていきます。このような意識を養い、物事を自分で考える力を更に磨くものとして、高二・高三では小論文指導の選択授業があります。「自ら考える力」は、生徒たちが自分の将来の進路を見つめる上で、大きな役割を果たします。

 


社会

◆基本的なことがらの理解と社会的な視点と問題意識の育成
地理・歴史・公民分野のことがらをただ丸暗記するのではなく、因果関係を考えながら理解することに力を入れています。そのような学習を通して、一人ひとりが社会的なものの見方と鋭い問題意識をもつことを目指しています。

◆地理的分野(中1)/ビデオや実物教材、白地図を利用して多面的な理解を目指す
世界と日本の諸地域の人々のくらしの違いを、自然条件や歴史的条件の違いから理解することを目指しています。また、それぞれの国や地域がかかえている問題と解決への取り組みを、環境・人種・宗教・資源・貧困など具体的な問題を通して学習します。

◆歴史的分野(中2)/「歴史研究ノート」の作成とグループ発表授業を通して、自ら進んで学習する態度を育成する
日本と世界の歴史の基本を学ぶことによって、日本の歴史の特色を理解することを目指しています。また、自分で疑問に思ったことや地域の史跡を調べて「歴史研究ノート」にまとめる作業を行います。夏休みや冬休みには戦争体験のある方への聞き取りと発表をするグループ学習などを取り入れています。

◆公民的分野(中3)/「ニュース・ノート」の作成と修学旅行に向けた学習を通して、国の主人公としての自覚を育てる
一年間を通して新聞記事を切り抜いた「ニュース・ノート」を作ります。これによって日本や世界の政治・経済の動きを具体的につかみ、自分の考えをもつ力を身につけます。また12月の「ヒロシマ修学旅行」に向けて、社会科でも憲法学習や世界の動きの学習を通して戦争と平和の問題を一人ひとりが考えます。

 

 

数 学

数学は、もともと「数」「図形」に対する関心から自然に生まれたものです。その歴史をたどれば、数千年前、世界四大文明発祥の地より天文学とともに脈々と現在に受け継がれてきました。数学はあらゆる「自然科学」の礎となり、社会科学や情報科学と深い関わりを持ちながら、現在に至っています。科学技術の発達、とりわけコンピューター技術の急速な発展によって高度情報化に向けて社会が大きく変化しつつある現在、将来どのような方面に進む人にとっても数学的なものの見方、考え方を身につけることが必要であるといえるでしょう。
◆「基礎基本に忠実な演習の充実」(中1・中2)
正負の数・式の計算・方程式・関数・図形等の初歩的な単元では、演習を充実させ総合的な基礎力の養成に努めています。創造的な思考力と発想力を育てつつ、「学ぶ喜び」「解く喜び」「できる喜び」を実感できることを目指しています。そのほか、課外(放課後・長期休業中等)の補習も実施しています。

◆「理解度に応じた分割授業」(中3・高一)
演習を充実させつつも、理解度に応じた分割授業を展開し、基本的知識・解法の技術の習得に努めます。更に、さまざまな角度から問題の本質を見抜き、筋道を立てて問題を解いていく能力を養います。 ◆「大学入試を見すえた総合力の育成」(高二・高三) 学年が進むに従って、大学入試を見すえた細分化された選択授業も多く準備されています。医療系を含む理系大学は当然ですが、文系といえども数学を課す大学は多くあります。演習に多くの時間を割き、反復練習することで、より理解を深め、総合的に受験に対応できる実力を養成します。


理 科

◆実験や観察を重視
実験・観察を重視した授業を心がけており、生徒一人一人が自分で手を動かして実験できるよう、器具・設備も充実しています。特に、顕微鏡は中1から1人1台を使用して試料の作成から操作まで実験技能を身につけます。その他の実験も1人、2人、4人の組になり、協力しながら様々な実験を行います。中1、中2はスモックですが、中3からは全員が白衣を着用して実験を行います。例えば、中1では植物のつくりや音、光、地層・岩石など週3回の授業のうち1〜2回が実験です。夏休みには軽井沢の学習寮でネイチャーゲームなどの自然観察や浅間園に行って岩石や植物の見学をしています。中2では授業時間の他に、希望者のみカエルの解剖を行っています。

◆高等学校での選択
高等学校では中学校の学習を受けて、さらに分析や総合的に考察する能力を高めていきます。実験やレポートの内容もさらに難しくなります。高校一年では化学分野を主に学習し、高校二年より文系・理系に分かれます。文系の生徒は生物分野を学習し、理系の生徒は化学を全員が履修し、その他に生物か物理の選択になります。高校三年では大学受験を念頭においた授業を展開しており、問題演習もふえていきます。

 


英 語

◆使える英語の基礎づくり
現代の社会において「国際社会で活躍できる」人になるためには、英語という言語を通して世界の人々をよりよく理解し、自分自身の考えを生活に伝えられる力が必要です。コミュニカティブな英語力を身につけるために、Native Speakerが担当する英会話の授業に加え、通常の授業でも多くの例文を繰り返して練習し、その理解を助けるために文法で整理する方法を採っています。

◆「訂正ノート」
中学1年から3年まで授業で行う小テストを貼り付け、出来なかった問題を自分で復習するために作るのが「訂正ノート」です。担当者は提出された一人一人のノートをチェックして返却しますが、このノートのやりとりは、生徒が間違いに気づき、理解できるまで続きます。

◆少人数制の授業
中学校1年から高校一年までは分割による少人数の授業を行っています。これによって生徒一人一人の授業参加度が高まり、お互いに教え合い、学び合いながら着実に力をつけていきます。高校二年以降は、それまでに培った基礎力をもとに、それぞれの目標に向けて学習を進めていきます。必修授業はホームルーム単位ですが、さらに英語力を伸ばしたい生徒を対象に高校二年Readingや高校三年での2種類のReadingやWritingなど、学力や進路に応じた少人数での選択授業を設定しています。 。



学校トピック

東京女学館中学校 トピック

  • 特待生制度はなし
  • 中3の修学旅行は沖縄
  • 早稲田、慶応、上智などの指定校推薦大学あり
  • 著名な卒業生: 根本香絵(国立情報学研究所准教授)、 河原れん(作家・脚本家) など

 

 

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