西大和学園中学校

建学の精神

■建学の趣意
緑と史跡に恵まれた素晴らしい環境のもと、次代を担う高い理想と豊かな人間性をもった生徒の育成を目標に、真に充実した高校教育を創造しようとして、昭和６１年４月、西大和学園高等学校（男女共学）を開校いたしました。 また、「教育は私学から」といわれるように、本校の特色ある教育に期待されることは衆目の一致するところです。
つまり学校教育の場に家庭的な温かさと家族的な厳しさを併存させ、師弟が互いに敬愛し合う人間的なふれあいのなかから人間形成が達成できることにあります。
西大和学園の航空写真さらには、一人ひとりに焦点を合わせる教育で、基礎能力を養成し、個々の錬磨によって自主的に事を成し遂げる気力を培うことから、志望大学への進学の実現を可能にします。
昭和６３年４月、西大和学園中学校（男子校）は６か年一貫教育によって教育効果のより向上をめざし、開校いたしました。

■教育方針
校訓の精神に基づいて、本校開校の理念を実現するため、次のような教育方針を定めました。
1. 生徒たちが秘めている能力を引き出し開花させる。そのために、十分な時間を設けて基礎学力を充実発展させ学問への興味を喚起することで、可能性を最大限に伸ばす。

2. みずみずしい集団生活を組織していきながら、その中で心身を練磨し、自主性や幅広い社会性を身につけさせる。

3. 先生と生徒との人間的なふれあいを大切にし、真心と信愛の情をもって、人に接する豊かな心を育てる。

4. 何事も情熱をもって行い、気迫に満ちた人生の指針をもたせる。

■校訓
Study 探求　探究心に満ち、知識や情操を養う

Sincerity　誠実　誠実に徹し、高邁な品性を培う

Spirit　気迫　気迫にみなぎる強い意思を育む

沿　革

１９８４（昭和５９）年１０月　学校法人西大和学園設立　理事長に田野瀬良太郎就任
１９８５（昭和６０）年　７月　高等学校校舎起工
１９８６（昭和６１）年　１月　西大和学園高等学校設置認可 ３月　管理棟・校舎棟・体育館竣工 ４月　西大和学園高等学校開校
１９８７（昭和６２）年１２月　中学校校舎竣工
１９８８（昭和６３）年　３月　西大和学園中学校設置認可 ４月　西大和学園中学校開校
１９９０（平成　２）年　９月　高等学校入学試験帰国子女枠設置
１９９１（平成　３）年　４月　文部省「帰国子女教育研究協力校」として指定 ７月　中学校校舎増築竣工
１９９２（平成　４）年　１月　学園食堂及び自彊館道場（柔道・剣道）、トレーニングルーム竣工 ４月　「西大和学園青雲寮」竣工
１９９３（平成　５）年　４月　ロサンゼルス郊外のローリングヒルズに西大和学園カリフォルニア校開校（１９９６年３月文部省より在外教育施設に認定）
１９９５（平成　７）年　６月　学校法人西大和学園創立１０周年記念式典挙行
１９９８（平成１０）年　４月　白鳳女子短期大学開学
２００５（平成１７）年１０月　学校法人西大和学園創立２０周年記念式典挙行

教育の特色　

○教育について

知育・体育・徳育　ひとり一人の成長を教師全員が見つめています。
西大和学園では、何よりも「知る喜び、学ぶ楽しさ」を実感することが大切だと考えています。知的好奇心を育む多彩な学校行事などを通し、それぞれの自主性や自発性を高めることに重点をおいています。そして自身の内から湧き出る「意欲」に導かれ難関を克服する達成感を知ることが、のびのびと学業を楽しみながら目標を達成することに結びつきます。これが西大和学園の教育の特色なのです。

中学校（男子校）では、６年間を見通して計画的にカリキュラムを立てています。無駄をなくし、早期に高校課程までの内容を終了。同時に自ら課題を見つけ解決する能力も育成します。

高校（男女共学）では、内部進級生は引き続き６ヵ年一貫教育のカリキュラムを修めます。高校から入学の編入生は、できるだけ早期に独自のカリキュラムまで導き、２年生より内部進級生と合流します。その後は目標達成に向けて互いに切磋琢磨を繰り返し飛躍的な成長を遂げます。

また、高校の国際（帰国子女・留学生等）コースの入学者には、編入生と同じカリキュラムで混合方式の学級編成をとっています。一般生徒との相互交流からできるだけ早く国内の学校生活に適応を推進するとともに、必要に応じてきめ細かなサポート体制を整えています。

☆低学年（中学１年・中学２年）
基礎学力と体力をしっかり身につけながら、中学課程の内容を終了させます。多感なこの時期には、多彩な行事や体験学習を通して知る楽しさを学びます。

☆中学年（中学３年・高校１年）
高校課程の基礎学力を身につけながら、語学研修旅行や海外探求旅行を通して国際感覚を養います。中学３年生は「卒業論文」で、ひとつのテーマを追究することを学びます。

☆高学年（高校２年・高校３年）
高校２年の段階で、高校課程までのカリキュラムを終了。大学と連携して生徒たちの学問的興味をさらに深めながら、的確な進学指導を行います。

■生活実践目標
場を清め・・・美しい校舎で勉強しよう

時を守り・・・５分前精神を貫こう

礼を正す・・・元気に挨拶しよう

○その他の特色

■西大和学園スーパーサイエンス＋プラン
西大和学園のSSHとは？
SSH（スーパーサイエンスハイスクール）とは理科･数学に重点を置いたカリキュラムの開発や、大学・研究機関等と連携を推進し優秀な人材を育成しようとする文部科学省の事業のことで、本校は平成14年度から5年間指定を受け、19年度から継続して指定されています。本校では先進的な理科教育カリキュラムを導入し、的確な進路指導と独創的な教育の開発を目標としています。

■体験学習
知を刺激する体験学習
「もっと深く知りたい」という生徒たちの声に応え、低学年を中心に希望者を募り、主として土曜日の午後を使って体験学習を次々と実施しました。自分の目とカラダを使った体験は、深い感動を伴って生徒たちの知的興味をいっそう深めます。魅力ある体験は、子どもたちの知を刺激するのです。

■卒業研究
知の奥深さに触れる卒業研究
卒業研究西大和学園では、中学３年次に卒業研究に取り組みます。各自、関心のあるテーマを１つ決め、１年かけてとことん掘下げ、まとめていきます。沸き上がる好奇心を自分の力で論文にして発表するという経験は、深く学ぶことの楽しさを知る最初の一歩です。

■国際体験
ネイティブ講師の英会話授業
中学３年間は週に１時限英会話の授業があります。１クラスを２つに分けた少人数制の授業です。ネイティブ講師がコミュニケーションの基礎から会話の楽しみ方まで丁寧に指導しています。中３のアメリカ語学研修でのホームスティのことを考えると、生徒たちは自然とレッスンに熱中していきます。また、体験学習では「イングリッシュアドベンチャーキャンプ」と称して、ネイティブ講師たちと英語のみを使った無人島キャンプも実施しており、日常的かつ継続的な交流から確かな英会話力を身につけていきます。

中３語学研修旅行（アメリカ）
西大和学園では１５歳という最も多感な時期に、１０日間にも及ぶ米国西海岸への語学研修旅行を実施します。メインは何といってもホームステイ。サクラメント郊外のホストファミリーとの温かなふれあいです。現地校との交流、キャンプ、大リーグ観戦などかけがえのない経験をし、ホストファミリーと別れる際には、目に涙して抱き合い、別れを惜しむ光景が広がります。西大和学園生はこの旅を経験し、国際人としての第一歩を踏み出します。

■心の教育講演会
人として生きる力を育てる心の教育
西大和学園では、知識や健康な身体とともに、豊かな心と確固たる倫理観、社会奉仕精神を兼ね備えた生徒の育成を目指します。様々な分野の第一線で活躍される方々を講師に招いて「心の教育講演会」を実施して、生徒の心の成長を図っています。

■青雲寮について
平成４年４月に学園敷地内に新設された。設備も整い、学習面でも、くつろぎやすさでも快適です。青雲寮は同じ目標を持つ者同士が集まり、日々励ましあい切磋琢磨し、集団生活を通して人間的な成長を目指す教育施設です。スポーツ大会やバーベキュー大会、遠足など寮生のためだけの行事も多彩、絆を深め合いながら充実した生活を送ることができます。

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