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 【法政大学中学校 説明会レポート】 私立中学校 説明会レポート 


 法政大学中学校 説明会レポート  

 

 

法政大学中学校 説明会レポート

日時:H22年11月9日(火)10:30〜  晴れ

参加者数:約300人

配布物:
学校説明会式次第・説明会資料、学校案内、募集要項(抜粋)、14歳は世界のトビラ、中学入試あれこれQ&A、受験生と保護者の皆様へ、アンケート、法政大学草創期とボアソナード・梅謙次郎展のチラシ、クリアファイル、シャープペンシル

 

内容
■10:30〜10:35
『はじめに』   副校長 小林邦久先生
・配布資料の確認、説明会の流れについて。
・個別質問は説明会終了後に受け付ける。

 

■10:35〜10:45
『学校紹介ビデオ』

 

■10:45〜11:05
『挨拶』   校長 榎本勝己先生
・法政は1880年に創立され、130周年目を迎えている。私学の中でも歴史と伝統を持つ学校である。
・法政大学の建学の精神は「自由と進歩」である。
・1936年に法政大学初めての付属校として市ヶ谷に設置された。その後、1948年に武蔵野の地に移り、2007年に今の三鷹市に移転した。
・本校は中身の濃い教育を行っており、自主自立を基調にしながら発展性のある学びを展開している。
・法政大学の教育目標は、@建学の精神に基づき、伝統に安住することなく個人と社会の「自由と進歩」に絶えず挑戦する創造的人材を育成すること、A21世紀市民社会の新たな創造に向けて、自由な発想で考え行動できる自立性と他者への思いやりを備えた人間力豊かな社会のリーダーを育成すること、B民主主義の精神に基づき、他者や他文化と協調しながら、教育と研究で培った自己の知識や能力を持続可能な地球社会の構築に捧げることのできる国際的人材を育成すること、である。
・大学と連携して新たな海外プロジェクトを立ち上げた。特別留学生制度を設け、留学生を送り出している。これには非常に費用が掛かるが、大学が折半して負担することになっている。海外において、新しい自分の可能性を見つけてほしい。また、生徒が戻ってきて、進路や生き方がどのように変わったかを見るのは楽しみである。
・1月の事件について、ご心配かけたことをお詫びする。大学も中高のサポートをし、発展のために尽力している。

 

■11:05〜11:45
『本校の教育内容について〜スライドを使って説明〜』  入試広報部主任 平野哲也先生
・様々な学校があるが、本校は私立、共学、大学の付属校である。
・本校の創立は1936年で、2007年4月に共学化し、校名を法政大学中学高等学校と変更した。
・大学に進学できるという魅力だけではニーズに応えられなくなってきた。新たなアピールポイントは、大学進学はもちろん、大学進学後やさらにその先を見据えた「基礎」を確実に身につけること。また、自ら行動する力と習慣を身に付けた自主性・自立性にあふれた人間を育んでいくことである。
・『全国の高校生が100人の村だったら』と考えると、全体の6割が思うように行かない場面に直面していることになる。生徒に夢を持たせるだけでは不十分と考えている。付属校のメリットを活かして、様々な意味での基礎、自分自身や他人と向き合う力、自ら考え主体的に行動していく習慣を毎日の授業や行事、クラブにより身につけるようにしている。
・2-2-1-1システムと言って、段階に応じた教育を行っている。
・1学年35名の4クラスで、アットホームな雰囲気である。
・英語と数学は先取り教育を行っており、国語では表現と読解に分けて授業を展開している。また、中学1年と2年では、特に英語と数学の課題が多く、自分で勉強できるようにしていく。
・木曜日は必修授業が4時間で終わり、午後は指名補習を行っている。
・中学1年生では週に1回スクールランチを行い、食堂で食事をしている。ただし、基本的にはお弁当持参である。
・中学3年生は高校0年生と呼んでおり、0年生として高校のカリキュラムを先取りしている。
・中学ではほぼ100%の生徒がクラブに所属している。
・英語力を重視しており、中学2年の終わりには全員参加でオーストラリアに語学研修に行く。
・文系と理系の枠にとらわれない文理融合型の新しいカリキュラムで、卒業するまで5教科を履修することになる。
・法政大学への進学には推薦基準があり、高校3年間の学内成績と、英語資格、大学が定める国語の学力テストをクリアすることが必要である。
・学習と生活は表裏一体と考えており、生活面でもきちんと指導する。外見で個性を発揮するのではなく、生き方や考え方、豊かな感性としての内面の個性を磨いてほしい。

 

■11:45〜12:07
『中学入試について』    企画運営委員 入試担当 小川太朗先生
・入試は2/1、2/3、2/5の3回行い、募集人数は1回目と2回目は60名、3回目は20名の合計140名である。
・試験は4科目で、国語と算数は50分ずつの各150点、社会と理科は35分ずつの各100点の合計500点満点。国語と算数は配点が高いので、しっかり点数をとってもらいたい。
・2010年度入試の倍率は1回目4.2倍、2回目5.7倍、3回目10.1倍である。3回目は厳しいので、本校の志望が高い場合は1回目や2回目を受けた方がよい。
・合格者の平均点は7割5分から8割であるため、8割くらいはとれるようにしてほしい。4科目の中でも、算数が合否を分ける重要なポイントである。
・結果は試験当日の夜にインターネットで発表し、試験の翌日に学校に掲示する。インターネットで合格がわかっても、翌日に学校の掲示板を見に来て、書類を受け取っていただきたい。
・繰上げ合格候補者には2/7の13時から16時に連絡する。不在や入学の意思が確認できない場合は入学意思がないと見なす。
・実力をフルに発揮してもらうため、試験は基本的なことをストレートに出題する。傾向は過去と大きく変更しないため、過去問を解いてもらうことが重要なポイントとなる。
・教科ごとの足切りはなく、4教科の合計点で合否の判定を行う。
・男女別の定員はないので、判定点の高い者から合格者を確定していく。繰上げ合格者については、人数の調整を行うことがある。
・12/11に直前対策講習会という入試本番のシュミレーションを受験生に対して行う。これを受けることにより、本番で伸び伸びとプレッシャーを感じずに受験する子どもが多いので、是非この機会を利用してほしい。11/22の12時30分よりインターネットで予約を受け付ける。
・試験問題について
○国語:大問は2題で、物語的文章と説明的文章の各1題ずつ出す。記述問題はそれぞれ2問程度出題するが、自分の言葉で答える問題をきちんと解けるように練習してほしい。また、書き終わった後に、設問に対してダイレクトに答えているかを確認すること。漢字はハネやトメも採点の対象になるので、しっかりと丁寧に書くこと。
○算数:計算、特殊算等の小問を10問程度出題し、小問2〜3問程度の大問を4問程度出題する。同じような問題をたくさん解き、体で覚えるくらい練習してほしい。
○社会:地理、歴史、公民の分野別に大問3題の構成である。地理と歴史の比重がやや重くなっている。記述問題は設問に対してダイレクトに答えられるようにしてほしい。また、人名や用語の専門用語については漢字で書けるものは漢字で書くこと。時事問題が出題されるが、普段から興味や関心を持っているかが問われる。
○理科:大問は5題で、物理、化学、生物、地学のどの分野からもバランスよく出題する。理科の基本的な知識を問うが、知識だけでなく日頃から身の回りにある自然やものに興味や関心を持ち、自分の力になっているかを見る。

 

■12:07〜12:10
『お知らせ』   副校長 小林邦久先生
・受付で回収するので、アンケートを記入してほしい。
・個別質問がある方は講堂の前方で受け付けるので、残って前の方に来てほしい。
・校内見学は係りが案内するので、受付の辺りに集まってほしい。

 

■校内見学

 

☆備考
スリッパは必要ありません。
事前にインターネットでの予約が必要で、当日は学校からの返信メールをプリントアウトして持参します。持参したものを受付に提出すると、資料が渡されます。
会場では真ん中辺りから先生の指示に従ってつめて座りました。
願書は1部500円で、事務室で販売されていました。
10時受付開始となってしましたが、それよりも前に開場されました。
始まる5分前まで部活の写真がスライドで流れていました。
校内見学はグループに分かれて先生の案内で行われました。

 

☆所感
講堂の座席は広めで、椅子に机が付いているためメモが取りやすかったです。
5名の先生が個別に質問を受け付けており、保護者は前方で順番を待っていました。
校長先生から1月に起きた教員不祥事に関する説明があり、それに関する文書も配布されました。
ビデオは、ナレーションや作り方がしっかりしていましたが、生徒会の生徒2名のインタビューを中心としたもので、学校紹介ビデオという割には学校について紹介しようという意思が伝わりませんでした。
2007年に移転したため、校舎はきれいで明るい雰囲気でした。また、住宅街の中にあるため静かで、教育環境はよいと思いました。
校内見学の際、食堂にスクールランチの食事が用意されていました。中学1年生の食事にしては少ないのではないかと心配している保護者がいらっしゃいました。
校長先生は大学の話が多く、全体的に中学校の生徒の様子や学校の良いところ、雰囲気がよくわからない説明会でした

 

 

 

 

 

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