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あおやまがくいん ちゅうとうぶ

青山学院中等部

共学私立   青山学院中等部の情報は中学受験わかばナビ


青山学院中等部の基本情報

  • 住所: 〒150-8366  東京都渋谷区渋谷4-4-25
  • TEL: 03-3407-7463
  • アクセス: 「表参道」徒歩7分
  • 生徒数: 約820名   教員数:37名
  • HP:  http://www.jh.aoyama.ed.jp/
  • 参考偏差値: こちら

初年度に掛かる経費
授業料 570,000円
入学金 320,000円
諸経費 365,000円
初年度必要金額 約1,255,000円

※教育充実資金(任意) 1口100,000円 2口以上  あり 


最新情報

・説明会レポートは こちら

・02/04  2010年度中等部入試結果を掲載しました  こちら

 


学校について
創立

英語教育

併設高校の大学合格進学実績

高校募集

学校について
入試 難易度

入試 科目

面接

調査書 提出



備 考

■英語:
・中1,2年は週6時間、中3年は週5時間授業
・ネイティブによる授業あり
・中1年から少人数授業
・中2、3年は希望者による海外研修あり

 

■募集
・中学募集: 約140名
 ※面接なし、提出書類は願書のみ。
 ※筆記テストは4科目
 ※入試は1回のみ

・高校募集: 約160名
※中学校からの内進生とは “混合クラス編成”
・内部進学: 内部率は95%以上

 

■併設学校
青山学院高等部、青山学院女子短期大学、青山学院大学、同大学院


併設高校の大学合格実績 上位校

青山学院大(併設大)、慶應大、上智大、早稲田大、東京理科大、明治大、立教大、中央大、法政大、北里大、昭和大、東邦大、学習院大、芝浦工大など

卒業生の約80%(約350人)が青山学院大(併設大)に進学している。


併願中学校例

男子:
慶應中等部、早稲田中、慶應普通部、芝中、立教池袋中、市川中、立教新座中、明大明治中、学習院中、 法政大学中、東京農大第一中、明大中野中  など

女子:
慶應中等部、早稲田実業、浦和明の星女子中、市川中、学習院女子中、東邦大東邦中、立教女学院中、 普連土学園中、法政大学中、共立女子中、法政大学中、土佐塾中  など



 

 

 




理念・教育の特長

建学の精神

青山学院は、キリスト教信仰にもとづく「建学の精神」により、一貫する「青山学院教育方針」を持って、教育・研究を行っています。また、幼稚園から大学まで、年齢に応じて独自の教育理念・目標を掲げています。

スクールモットー「地の塩・世の光」

 

○教育理念・目標
本校は、青山学院教育方針にもとづいて、
ひとりひとりの生徒の人格を育み、その自己実現を支える。
また、与えられた自分の力を他者のためにも用い、
隣人と共に生きることを喜び、
平和な社会に貢献する人間の育成を目指す。

 

○中等部の歴史
「青山学院中等部」は1947(昭和22)年、第二次世界大戦後の教育改革の中で、新しい男女共学の中学校として開設されました。 一方、戦前の中学部と高等女学部はそれぞれ新制高等学校の「高等部」「女子高等部」となり、1950(昭和25)年に合併して共学の「青山学院高等部」となりました。中等部と高等部はそれぞれの段階における教育を重んじつつ歩んできましたが、1986(昭和61)年4月、一貫性の強化を図るため中高一本化し「青山学院高中部」となって現在に至っています。

 

 


概 要

1946 昭和21年 古田十郎教諭、初代部長の内示を受ける。占領軍・文部省などからの各種制約の下、男女共学・5日制・自由な服装に象徴されるユニークな性格をもった「青山学院中等部」構想が誕生。
1947 昭和22年 入学志願者1,300余名に「面接」のみの入学試験を行い、256名の入学を許可。第1期生の入学式を挙行、専任教員6名、講師12名、4クラスでスタート。
1949 昭和24年 普通教室21室・特別教室5室の木造2階建校舎(1,847u)が完成、献堂式を挙行。
1950 昭和25年 生物・音楽・図画教室・図書室を設置。
1951 昭和26年 割烹室が完成。会則を決定し、「学友会」を発足。
1953 昭和28年 入試に学力判定を取り入れ、4教科の筆記試験と、従来の面接を合わせた総合的な入学試験を開始。相撲土俵を造成、横綱羽黒山を筆頭に、力士30余名を招いた土俵開きを行う。
1954 昭和29年 木造平屋建て(376u)の体育館を建設。
1955 昭和30年 鉄筋コンクリート建て(240u)・蔵書数6,000冊の図書館を建設。
1959 昭和34年 学友会からの要求で男子の制服を制定。
1960 昭和35年 学友会からの要求で女子の制服を制定。「中等部山中寮」が完成。
1961 昭和36年 工作室(130u)を建設。電子オルガンを講堂に設置、礼拝に荘厳さが加わる。
1962 昭和37年 学友会機関紙「緑友」を発刊。
1963 昭和38年 初等部からの受入れ、推薦制を実施、現在に至る。
1965 昭和40年 建設工事現場からの失火で体育館を消失。新校舎が完成。
1966 昭和41年 高等部への進学、推薦制を実施、現在に至る。
1967 昭和42年 入学試験を、2科目(国語・算数)・面接とする。
1969 昭和44年 青山学院講堂(5,807u)が完成。クリスマス礼拝をページェント形式(笹森建美教諭制作)に。現在に至る。
1970 昭和45年 旧体育館(現在の前の体育館・1,057u)が完成。
1971 昭和46年 裏磐梯国民休暇村を利用したキャンプを実施、現在に至る。3年生、選択授業を開始。
1975 昭和50年 礼拝・下校を告げる「飛翔の鐘」を、有志の寄付・卒業生の記念品として建設。「中等部便り」(月2回)を発刊。カウンセリングルームを設置、専門のカウンセラーを招く。
1976年 昭和51年 入学試験から面接を廃止。週5日制・週30時間授業を実施。
1977 昭和52年 グラウンドを改修、アーバンコートが完成。
1978 昭和53年 「選択授業発表会」「音楽会」を実施。
1980 昭和55年 「西校舎」が完成。 1982 昭和57年 帰宅訓練を開始。
1986 昭和61年 中等部・高等部を一本化「青山学院高中部」とし、「青山学院中等部」は「青山学院高中部中等部」と呼ばれるようになる。高等部・中等部合同入学式を実施(1987年まで)。補習授業・選択授業を土曜日に行い変則5日制に。
1988 昭和63年 「週6日制・33時間授業」に変更。選択授業発表会を中止。
1993 平成5年 通学カバンの大きさだけを規定し、その他は一切「自由」とする。
1996 平成8年 南校舎完成に伴い、体育授業に水泳実習が加わる。オリエンテーション・キャンプを再開。
1997 平成9年 創立50周年記念式典・国際交流講演会・音楽観賞会を挙行。「青山学院中等部の50年」を発行。東京韓国学校との交流を開始。
1998 平成10年 「中等部山中寮」を閉鎖。中等部マーク入りベストが登場。
1999 平成11年 授業参観を開始。水泳学校を中止(以後廃止)。「文化祭」を「中等部祭」と名称を変更。
2001 平成13年 フィリピン訪問プログラムを開始(隔年)。春季運動会を中止(以後廃止)。雨天のため秋季大運動会を途中中止。オーストラリア・ホームステイ・プログラムを開始。
2002 平成14年 入学試験を2科・4科選択制に変更。「週5日制・30時間授業」に変更。
2003 平成15年 韓国・学校訪問プログラムを開始(隔年)。韓国・梨花女子大学附属中学校が中等部を初訪問。
2004 平成16年 2年生裏磐梯キャンプを開始。
2005 平成17年 3年生沖縄旅行を開始。
2006 平成18年 二部長制に戻る。入学試験を4科制に変更。創立60周年記念秋季大運動会・中等部祭を挙行。創立60周年記念礼拝・音楽会を開催。「60周年記念資料集」を発行。
2008 平成20年 オーストラリア・Immanuel Lutheran Collegeが中等部を初訪問(以後隔年)。
2009 平成21年 講堂での礼拝開始を告げる鐘を、卒業生の記念品として設置。インフルエンザA型(H1N1)の影響により、オーストラリア・ホームスティ・プログラムを中止。

 


教育の特徴 

○教育の特徴

基礎学力の修得と同時に、一人ひとりの可能性を引き出し、個性と自主性を伸ばします。

中高一貫教育の前半として、特に基礎学力の充実に力を入れるとともに、知識の詰め込みには終わらない発展的な学習を行うなど、生徒の向学心に応じたフレキシブルな教育を行っています。 またキリスト教信仰に基づいた人格教育を重視。聖書の授業のほか、毎日の礼拝(2時限目と3時限目の間の15分間)や宗教関係行事と合わせて、バランスのとれた人間形成を目指したカリキュラムを編成しています。

国語、数学、英語の基礎教科のほか、ネイティブスピーカーによる英会話、理科の実験および技術家庭で少人数クラスによる授業を実施。2・3年生の数学では習熟度別クラス制を導入しています。 3年生が履修する選択授業も、中等部の大きな特色の一つです。この授業は必修授業における各生徒の到達度、習熟度、また生徒各自の関心に応じた学習活動を実現するもので、「総合的な学習」の先駆といえるものです。従来の科目の枠にとらわれないユニークな講座を毎年25講座前後開講し、生徒は希望の講座を2時間選択できます。 授業内容は、中学校として要請される課程をふまえていますが、本校では高中部6カ年の中の前半であり、またその後は全員大学あるいは短大に進むという観点から、いわゆる知識の詰め込みには終わらない勉強を目指しています。その点、大学受験に重点をおいた一貫校とは少し違った意味合いをもっているといえます。


○一貫校の流れ

青山学院では、幼稚園から大学、大学院まで一貫して、キリスト教信仰に基づく「青山学院教育方針」のもとで教育・研究を行っております。
青山学院の幼稚園、初等部への入園・入学生は、希望する全員が上級の学校に進学いたします。中等部においては、ほとんどの生徒(毎年95%以上)が高等部に内部進学しています。
また、高等部においては、青山学院大学にない学部や他大学に進学する生徒を除いて、約80%が青山学院大学、女子短期大学に内部進学しています。 さらに、女子短期大学から大学への推薦編入および2・3年次編入試験制度があります。


○キリスト教教育

教育目標の第一に「礼拝と聖書の学びを通して、神をおそれ人を大切にする心を育てる」と謳い、「毎日の礼拝」および「週1時間の聖書の授業」の二つを土台としたキリスト教教育を行っています。
礼拝では、私たち一人ひとりが神に愛されているかけがえのない存在であること、それゆえ自分と隣人とを本当に大切にしなければならないことを感謝をもって学んでいきます。
また、「道徳」の振替科目である聖書の授業では、神以外のものは何ものもおそれない、真に科学的に物事を探求する精神を養います。このことは、すべての教科学習の基礎となっています。

 

○卒業後の進路

青山学院中等部を卒業する生徒の95%以上は、青山学院高等部へ進学しています。高等部のホームルーム数は10クラスで、高等部からの入学生と混合になります。高等部卒業生の80%以上は、青山学院大学、女子短期大学へ進学しています。

 

特徴

・国、数、英、理、技術家庭は少人数授業

・完全週5日制

・週1時間 聖書の授業

 

 


教科の特長

国 語

中高6年間の目標  ことばと心を豊かにし、深く考える力を養い、確かな表現力を身につける。
中等部の目標   聞くこと、話すこと、読むこと、書くことを有機的に機能させ、ことばと心を豊かにし深く考える力を養う。
授業内容     教科書を中心とした学習に加え、次のような学習を設定する。

1「聞く、話す」
テープ、ビデオなどを使用して、聞き取りの練習。 3分間スピーチ。 <例> 1年生、自分の体験。2年生、新聞記事を読んでの意見。3年生、自分の主張を述べる。

2「読む、書く」
読書ノートを作成し、3年間で最低30冊の本を読み、ノートに記録する。 1,2年生は文章の要約。3年生は個人の選詩集を作製する。

3「言語に関する事項」
漢字ドリルによる小テスト。 3年生は、文語文法の動詞の活用を中心に用言までの学習。


社 会

中高6年間の目標  社会事象についての基本的知識を学び、関心を深め、一市民として多面的な視野に立って考え、社会のさまざまな問題を発見し、解決するための能力を養う。
中等部の目標    基礎的知識の理解・定着をはかり、社会への興味・関心を引き出す。 広い視野に立って捉え・考え・調べる力を養う。 社会を担い、社会の中で生きる力を養う。

授業内容
1年生 地理=日本と世界の地誌を学ぶ。 歴史=古代より江戸時代までを、外国も含めて学ぶ。
2年生 地理=日本と世界の地誌を学ぶ。  歴史=江戸時代より現代までを、外国も含めて学ぶ。
3年生 公民=政治・経済を学ぶ。時事問題も取り上げ、現在の世界を考える。 。

 

数 学

中高6年間の目標   数学における基本的な概念や原理・法則の理解を深め、事象を数学的・論理的に考察し、自ら問題を解決する能力を育てる。
中等部の目標  数学的なものの見方・考え方を養うとともに、そのおもしろさを知り、それらを活用する能力・態度を育てる。

学年の目標・特色(授業内容)
1年生
数や文字の式に対する認識を深め、計算処理能力を高める。図形の分野では作業を積極的に取り入れ、図形に対する直観的な見方・考え方を養う。また、図形の基本的性質を学ぶ。
2年生
習熟度別学習を行う。文字式による表現および関数の概念を知り、それらの操作能力を高め育てる。図形の分野での証明を通じて、論証の指導をていねいに行い、推論の過程を的確に表現する能力を養う。
3年生
週3時間を通常の授業に充て、習熟度別学習を行う。数の概念と理解をいっそう深め、また方程式・関数の処理能力および応用力を高める。図形の分野では各定理を理解するとともに、その応用力を養う。新学習指導要領で削減された項目も必要なものは学習内容に含める。週1時間は1クラス23名の規模での演習の時間に充て、高校での学習に必要とされる項目の定着を目指す。 。


理 科

中高6年間の目標
実験・ 観察を重視し、自然に対する深い理解と関心を育てる。 科学的な見方、考え方を育成し、自然と関わる態度を育成する。 人間及び社会に対し、科学の責任を考えさせる。
中等部の目標
実験・観察を通じて、身のまわりにある自然の事物や現象について関心を高め、理解を深める。 科学的な見方や考え方を養うとともに、自然を大切にする心を育む。 科学技術の発達に正しく対応し、社会に貢献できる人間を養う。

授業内容
1年生
実験・観察をするときの心構え・マナー・データーのまとめ方などを、物質の性質・状態変化・光の性質を通し少人数クラスで学ぶ。 身近な植物を例に植物の体のつくりとはたらき、植物の種類と生活について学ぶ。また、地震・火山・岩石・地層などを通して、大地が活動していることを学ぶ。

2年生
燃焼・分解などの化学反応を通して、物質が原子から成ることを学ぶ。また、電気回路の基本的な法則を学ぶ。身近な動物を例に動物の体のつくりとはたらき、動物の種類と生活について学ぶ。また、観測や情報をもとに身近な気象現象のしくみや規則性について学ぶ。

3年生
水溶液の反応を化学反応式で表したり、物体の運動やエネルギーの状態を簡単な式で表せることを学ぶ。 細胞のつくりやふえ方、生物のふえ方、地球の運動・太陽系の天体について学ぶ また、人間と自然とのつながりを学び、その問題点について考える。 。

 


英 語

中高6年間の目標
国際語である英語を学ぶことを通して、普遍的なものを追い求める心を養い、広く世界全体に目を向けて、国や文化の違いを超えて、社会に貢献できる人を育てる。
中等部の目標
中高6年間の目標に同じ

授業内容
1年生 
200〜300語レベルの会話や話を聞いたり、読んだりして、内容を正確に理解できること。 また、伝えたい内容を5、6文の英語で話したり、書くことができることを目標にする。

2年生 
400〜600語レベルの英文を聞いたり、読んだりして、内容を正確に理解できること。 また、簡単な説明や手紙などを10文程度の英語で言ったり、書いたりできることを目標とする。

3年生 
1000語レベルの英文を聞いたり、読んだりして、内容を正しく理解できること。 1分間程度のスピーチができること。また、さまざまなトピックについてエッセイライティングができることを目標にする。



学校トピック

青山学院中等部 トピック

  • 教室は全室冷暖房完備
  • 学校カウンセラーが常駐
  • 早稲田、慶応、上智などの指定校推薦大学あり
  • 特待生制度なし
  • 吹奏楽部:金賞受賞、 サッカー部:都大会出場
  • 著名な卒業生: 多数

代表的な行事・修学旅行

1年: オリエーテーションキャンプ
2年: 裏磐梯キャンプ
3年: 沖縄旅行

運動会、文化祭(中等部祭)

 

学校からのメッセージ

運動会、文化祭(中等部祭)で生徒の様子をご覧ください。

 

 

Q&A

1 入試について

Q:受験資格について教えてください。
A:下記の条件があります。

  1. 2011年3月小学校卒業見込の者。
  2. 原則として父又は母のもとより通学可能な者。
  3. Q:帰国子女のための入試制度はありますか。
    A:特にありません。
    なお、高等部では在籍者の6%〜10%程度(各学年30名)を帰国子女の受け入れ枠とし、入学時および転入学時に試験をして入学させています。

Q:受験の際の持ち物について教えてください。
A:必要なものは受験票・筆記用具(HBの鉛筆又はシャープペンシル)・消しゴムです。
定規・コンパス・下敷き等が必要な場合は、本校で用意します。蛍光ペンは使用禁止、携帯電話及び計算機付時計の持ち込みは禁止です。

Q:特に重視される科目はありますか。教科ごとの足切りはありますか。
A:特に重視する科目、教科ごとの足切りはありませんが、4科目の配点は国語、算数が100点、社会、理科は50点となっています。

Q:内部進学者と受験による入学者の割合はどれくらいですか。
A:青山学院初等部からの入学者と受験による入学者の割合は概ね、5:5です。

Q:入試当日、お弁当は必要ですか。また、飲み物は持参しても大丈夫ですか。
A:試験は12時20分に終了し、その後すぐに解散ですので、お弁当は必要ありません。休憩時間に水分を取ることは許可していますので、必要な方は持参してください。

 

2 卒業後の進路について

Q:青山学院高等部への進学状況は?
A:約95%の生徒が進学します。

Q:青山学院大学へはどのくらいの生徒が推薦を受けて入学しているのでしょうか。
A:高等部を卒業する生徒のうち基準を満たした生徒は、希望があれば全員青山学院大学か青山学院女子短期大学へ推薦されます。推薦を受けるのは、例年、3年全体の約80%程度です。
この推薦は、高等部3年間の学業成績、3年次に行われる2回の学力テスト、その他を総合的に判断して行われます。

Q:20%位は他大学に進学しているとすると、どのような生徒が受験するのでしょうか。
A:専門分野などの関係から、国立大学を含む他大学の医学、薬学、芸術等の学部を受験する生徒など、多方面にわたっています。

Q:他大学を受験する場合は、青山学院大学、青山学院女子短期大学への推薦は受けられないのでしょうか。
A:青山学院大学、青山学院女子短期大学への推薦は受けられません。自分の将来を考えて、しっかりとした意思をもって受験するよう指導しております。

Q:外部大学を受験する生徒への指導はあるのでしょうか。
A:2年、3年の選択教科登録、2年次、3年次の進学指導会、担任との面接などを通じ、卒業後の進路に関する指導が行われます。最近は大学の入試の方法が多様化し、推薦入試、AO入試などが導入されておりますが、それへの対応のための進路資料室が設けられています。学年の進路担当の教員やクラス担任への相談、面接、指導などを通じ、計画を立てていくことになります。進学のための補習授業などは特別には行っていません。

 

3 学習について

Q:入試では記述式問題が少ないようですが、入学後の指導はどうですか。
A:国語の作文指導、数学の論証指導等、重要な指導の柱にしています。また、理科の実験、観察重視の実学教育、社会科での「現代」という視点をふまえた学習など単に知識にのみ偏らない学習を少人数制を導入するなど工夫しながら行っています。

Q:「総合的学習」にはどのように取り組んでいますか。
A:特に授業に組み込んでいません。毎日の礼拝、自主的なボランティア活動、及び裏磐梯キャンプ等の行事、建学の精神であるキリスト教に基づく教育がそのまま総合的学習に通じているからです。今後、行事等の中で更に広がりを持たせられるよう検討しています。

Q:5日制について保護者からの要望はないのでしょうか。
A:中等部については以前にも5日制を経験しており、その長所短所については理解しています。最近は学力面がマスコミで多くとり上げられていますが、本校では量だけの問題ではなく、いかに意欲・関心・興味を損なうことなく基礎学力をつけるかが課題であると思っています。そのため授業の少人数制などを図って工夫しております。今後、保護者の意見等をアンケートで聞きながら問題点等があれば解決していこうと思っております。指導要領の改訂に伴って、授業数を週31時間としたために、1日だけ7時間授業を行います。

Q:また英語の教科書はどんなものを使用していますか。また、英語圏への語学研修制度はありますか。
A:2010年度より青山学院英語教育センターが作成した独自の教科書『SEED』を順次使用し、初等部1年生から高等部3年生までの12年を一貫した「4-4-4」制の英語教育を展開します。
オーストラリア語学研修が行われています。
期間は8月中旬より2週間で希望者対象です。
高等部ではAFS交換留学生、YFU交換留学生、IF交換留学生、国際ロータリークラブ交換留学生などの選考試験に合格して海外留学する生徒が毎年10名前後います。また、英国ケンブリッジのリース・スクール、イタリアミラノ郊外、ノバラ市にあるパスカル校の2校と姉妹校提携をし、数名の生徒が2週間程度の短期交換留学を行っています。その他、夏休みには学校主催でカナダのトロント市へのホームステイが行われています。

Q:塾などに行かずに授業についていけますか。また、習熟度別学習、補習などは行われているのでしょうか。
A:入試に合格した生徒は基礎学力を持っていますので、授業を意欲的に受けていれば塾に行く必要はありません。授業だけで十分です。補習は特には行っておりませんが、各担当者が必要に応じ個別指導をしています。3年生になると週2時間の選択授業がありますが、この中で基礎教科補習も行っています。なお習熟度別授業は2年・3年の数学で行っています。

Q:コンピュータの授業は行われていますか。
A:1・2年生全員が技術家庭科の授業において基礎知識の習得とOSやアプリケーションの使い方、インターネットによる情報検索を実習します。
Q:青山学院初等部では英語教育を行っていると聞きましたが、1年次、学力面での差は問題になりませんか。
A:「英語に慣れている」という点では確かに差はありますが、中等部から入学した生徒に対しては、当初内部進学者とはクラスを分けて授業をしますので、特別な心配はいりません。

Q:クラス編成が32人×8クラスへの変更に伴い、授業はどう変わりますか。
A:今までも国数英をはじめ、多くの教科で少人数クラスを実施していましたが、今年度からは1、2年次の全ての授業が32人以下になります。ですから、どの教科の授業でも、生徒一人ひとりの反応や理解を確認しつつ授業を進めることによって、きめ細やかな指導を心がけます。

 

4 生活・クラブについて

Q:クラス編成はどうなっていますか。(1クラス人数、学力別、男女比、内部進学者と混合等)また、クラス替えは毎年行いますか。
A:1学年8クラス、1クラス32名。学力別のクラス編成はしていません。また、各クラスとも男女ほぼ同数、内部進学者とは概ね5:5の割合の混合です。クラス替えは毎年行います。なお3年生は1クラス42人、6クラスとなります。

Q:男女共学でも女子が学校生活で優位になっていることはないですか。
A:入試で女子の合格点が男子を上回っていること、入学後でも定期テスト等で女子の成績上位者は多いのも事実です。しかし学習の取り組み、発想の豊かさで男子は負けていません。学年が進むにつれて入学時の成績に関係なく、意欲によって左右されていることを感じます。生徒会活動、クラブ活動等、学校生活全般についてはむしろ男子の活躍が目立っています。

Q:クラブ活動について教えてください。
A:クラブ活動は自由参加で、1人2つのクラブまで入ることができます。また、いろいろな同好会もあります。運動系クラブは全校生徒の79%、文化系クラブは31%、同好会には19%が入っています。活動日は基本的に週2〜3日です。ほとんどのクラブが夏に合宿を行います。

Q:宿泊行事にはどのような行事がありますか。
A:全員参加の行事として、1年生のオリエンテーションキャンプ(2泊3日)、2年生の裏磐梯キャンプ(3泊4日)、3年生の沖縄旅行(3泊4日)があります。希望者による緑蔭キャンプ(夏季)やスキー学校(春季)、オーストラリアホームステイ(夏季)、韓国訪問(春季)、フィリピン訪問(春季)などがあります。

Q:食堂は利用できますか。またお弁当を忘れた時はどのようにすればよいのでしょうか。
A:食堂は放課後に利用できます。パン類、アイスクリーム、ジュースなどがありますが、昼食時はお弁当を持って来ることになっていますので使用できません。お弁当を忘れた時には売店に申し込むことによって、パン、丼物のどちらかを購入することができます。

Q:登下校の時間を教えてください。
A:登校時間は朝7時30分〜8時10分です。下校時刻は4時30分〜5時30分で季節によって変更します。

Q:学校が渋谷のような繁華街にあって危険はないのでしょうか。
A:寄り道をせず下校するよう指導しています。下校についての規則を守っていれば問題ありません。

Q:校則が緩やかなようですが、染髪・ネックレス・ピアスなども自由ですか。
A:規定では「頭髪は常に生徒らしく、清潔感があること。これに手を加えて染めたり脱色してはいけない。」「アクセサリ―は頭髪のみとし、その他の装飾品はつけない。」としています。なお、携帯電話も禁止としております。

Q:「いじめ」はありますか。
A:皆無とはいえません。内部進学者に対しては初等部担任と連絡をとり、小学校時代の「いじめ」を引きずらないよう配慮しておりますし、外部からの入学生についても事実が判明した段階で学年の全担任を中心に対処します。状況によっては双方の保護者と連絡を取りながら解決します。

Q:不登校など心のケアを必要とする生徒の指導はどのようにしていますか。
A:カウンセリング室には常時カウンセラーが勤務しています。保護者の方の相談にも応じており、電話も直通でかけることができます。普段からカウンセラー・養護教諭・担任が連絡を密に取り合い問題解決のために努力しています。一時的に教室に行くことのできない生徒に対しては、教科担当が個別に指導したり試験を別室で受けさせたりすることもあります。

 

5 その他

Q:キリスト教信者ではないのですが、不利な扱いにならないですか。また教会出席は義務づけられているのでしょうか。
A:願書提出時も入学後も一切不利な扱いはしておりません。教会出席は勧めていますが、義務ではありません。

Q:保護者の転勤などにより退学した場合、再入学の道はありますか。
A:保護者の転勤のため海外または地方への一家転住により退学した場合のみ再入学は可能です。但し再入学できる期間は退学した日より原則として2年以内で、2年生の3月31日までです。

Q:万一、途中で学費の支払いができなくなった場合の制度などはありますか。
A:学費等の支援給付制度と生徒が毎月献金している友情献金の中から、正式な手続きを経て認められた場合は、学費等が支給される制度があります。もちろん、対象者の氏名は公表されません。

Q:裕福な家庭の子女が多いようですが、実際はどうですか。
A:他の私立中学校と大差ありません。

Q:在校生は、どのような地域から通学していますか。
A:全校生徒823名中
東京都23区内 541名
東京都23区外  33名
神奈川県    155名
千葉県     42名
埼玉県     47名
茨城県      5名
(2010年5月現在)

Q:学費以外に必要な費用について教えてください。
A:制服、指定用品等は男女により多少、差がありますが約75,000〜85,000円ほどかかります。
各種宿泊行事(希望者のみ)については下記の通りです。なお、1年オリエンテーションキャンプ、2年裏磐梯キャンプ、3年沖縄旅行の学年旅行費用については「旅行積立金」より支出いたしますので、別途いただく必要はありません。

概算・クラブ合宿          3〜5泊:30,000〜60,000円
・スキー合宿            4泊:75,000円
・フィリピン訪問          6泊:170,000円
・韓国・学校訪問          4泊:140,000円
・オーストラリア・ホームステイ  13泊:450,000円

(説明会資料から)

 

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