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けいおうぎじゅく ちゅとうぶ

慶応義塾中等部

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慶応義塾中等部 の基本情報

  • 住所: 〒108-0073  東京都港区三田2-17-10
  • TEL: 03-5427-1677
  • アクセス:
    都営三田線・浅草線「三田」・JR山手線・京浜東北線「田町」徒歩15分
  • 生徒数: 約740名   教員数:56名
  • HP: http://www.kgc.mita.keio.ac.jp/
  • 参考偏差値: こちら 

初年度に掛かる経費
授業料 860,000円
入学金 340,000円
諸経費 264,780円
初年度必要金額 約1,464,780円

※慶応義塾債(任意)  1口100,000円   3口以上
※教育振興資金(任意)  50,000円以上(任意)


最新情報

・説明会レポートは こちら

・近年の志願者数、配点  こちら

 


学校について
創立

英語教育

併設高校の大学合格進学実績

高校募集

学校について
入試 難易度

入試 科目

面接

調査書 提出



備 考

■英語:
・各学年とも週1時間、ネイティブスピーカーと日本人の教員が一緒に1つの授業を行うティームティーチングを実施
・中2.3は週1時間少人数習熟度別編成授業を行っています。

 

■募集
・中学募集: 男子約140名、 女子約50名
 ※面接あり。 受験生個人と受験生.保護者面接  約5分×2回
 ※調査書必要
 ※試験: 一次試験・・・4科目筆記試験   二次試験・・・面接.体育実技(一次試験合格者のみ)

・高校募集: あり
※中学校からの内進生とは“混合クラス”
・内部進学率: 約100%が進学

 

■併設学校
慶応義塾高等学校、慶応義塾志木高等学校、慶応義塾湘南藤沢高等部、慶応義塾女子高等学校、慶応義塾ニューヨーク学院高等部、慶応義塾大学


併設高校の大学合格実績 上位校

慶應義塾大学、早稲田大、昭和大、東京女子医大、帝京大、北里大、順天堂大、東京医大、東京慈恵会医大、独協医大、日本医大、大阪大、金沢大、秋田大 など

殆どが慶應義塾大学(併設大)に進学している。他大学進学は極少数。


併願中学校例

男子:
麻布中、慶應普通部、慶應湘南藤沢、早稲田実業中、早稲田中、芝中、本郷中、市川中、立教新座中、 明大明治中、サレジオ学院中、栄東中、学習院中、青山学院中  など

女子:
桜蔭中、渋谷教育幕張中、早稲田実業中、女子学院中、慶應湘南藤沢、豊島岡女子学園中、渋谷教育渋谷中、 浦和明の星女子中、青山学院中、横浜共立学園中、市川中、学習院女子中、鴎友学園女子中、東邦大東邦中、 吉祥女子中 など



 

 

 




理念・教育の特長

教育目標

中等部には、創立の当初から校則がありません。厳しい規則というのは、たしかに、一糸乱れぬ見事な絵図を描きあげることができますが、他方で、人間にとって一番大切だと私たちが考えている自由をそこなってしまうことがあります。しかしその自由も、はじめから私たちにそなわっているものではありません。中等部は、まず、自由の大切さを、そして自由を獲得し・守るためにはどうすればよいかを、生徒と教員がともに考えてゆく過程を大事にしています。自由は、一人ひとりが自分にとってのその具体的な姿を考え抜く中でしか、実現することがないからです。  
自分を実現するために自分にふさわしい規律を与えること、このことこそが自由なのだと中等部は考え、日々の学校生活の中でそれを追求しています。これは、言うのは簡単ですが、実際に行なうのはとても大変なことです。むしろ、挫折や失敗の方が多いくらいなのです。でも、私たちはへこたれません。繰り返し、挑戦します。本当の自由は、そうした困難の中でしか姿を現わさないからです。 そのような中等部生活の柱をなすのは、大学までを視野に入れたレベルの高い「授業」と、素敵な思い出をプレゼントしてくれる多彩な「学校行事」と、そして質・量ともに充実した「校友会」と呼ばれるクラブ活動です。これら三本の柱を通して生徒一人ひとりが自らの自由を実現するに足る幅広い教養を身につけてゆくこと、これが創立以来中等部が目ざしてきた教育にほかなりません。教養とは、何よりも自分の可能性を拡げ、豊かな人生の基礎を築いてくれるものなのです。(斎藤中等部長の言葉より )

 


学校の特徴

中等部に学ぶ生徒には、 自ら考え、 自ら判断し、 自ら行動して、その結果に責任を持てる自立した人物になってほしいと願っています。 集団生活を行う上で、ある程度の規則を設定することはもちろん必要です。しかし、規則があるからやむを得ずに守るのではなく、 生徒各人がなぜ好ましくないのかを「気品の泉源」「知徳の模範」の主旨に照らし合わせて考える習慣を養うため、 「べからず」 式の禁止事項を最小限にとどめ、 自由の中に規律を求めることを目指しています。
生徒が将来円満な人格と豊かな人間性をもつ人になることを教育目標としています。学科においてもかたよらない知識を得、幅広い経験を積むことが大切であると考えています。 つまり、 慶應義塾の大学を卒業して、 社会の中枢の人物になり得る素地を作るためには、いろいろな学問の基礎を学び、様々な体験を積み重ねることが必要で、それが自分の可能性の発見につながるのです。

 

 


授業の特徴

1週間の授業時数は、 各学年とも35時間で、 体育では男女別で授業を行いますが、 それ以外の科目はすべて男女一緒です。各学年とも英語Uでは、 ネイティヴスピーカーと日本人の教員が一緒にひとつの教室に行って授業をする、 いわゆる共同指導の形をとる時間があります。2・3年での英語Vでは、 ネイティブスピーカーと日本人の教員がペアになり、生徒の希望および習熟度を考慮した少人数クラス編成による授業が行われています。
中等部は3学期制で、 学期ごとに各科目で成績評価が出されます。 考査は年間5回の定期考査の他に、科目により平常考査が行われます。 これは、 定期考査と平常考査の両者に一長一短があるため、 併用しているのです。 また、 レポートの提出やノート検査、 課題や宿題の出来具合等、 考査以外にも評価の対象になることがあります。  
2005年度より、2・3年次に週2時間、選択授業を実施しています。普段の授業では取り上げきれない内容や教員の専門や特技をいかした、教科にとらわれない内容も扱えること、また、設置された講座の中から、自分の興味・関心に合うものを選んで決めることで生徒の学習への意欲や自主性を高めること、さらに、他学年や他のクラスの生徒と受講できることや、普段、授業を担当していない教員の授業を受講できることで生徒同士および生徒と教員の交流の機会を広げること、などを目的としています。

 

◆実施科目
 三田吟行会・カルタの究極・読書の時間・ディベート・書道・こどものための哲学・「メディア」の探求・入門チャイナ・時事問題入門・いのちの法律学・東京今昔・数学史・生物地学実習・化学からのアプローチ・アンサンブルを楽しむ・造形ワークショップ・スポーツ・日本人の常識・英会話・フランス語入門・スペイン語入門・基礎英語&数学(3年・2年)

 

 

 

進学状況

中等部に学ぶ生徒は、 中等部長の推薦により塾内の高校に進学します。
男子は高等学校 (日吉と略、 以下同様)、 志木高等学校 (志木)、 湘南藤沢高等部 (藤沢)、 ニューヨーク学院高等部 (NY) のいずれかへ、 女子は女子高等学校 (女子)、湘南藤沢高等部、 ニューヨーク学院高等部のいずれかへ進学します。 進学先は本人の希望によるもので選抜などはありません。

 

 

特徴

・8:10始業。 授業時間は45分単位。 1週間の授業時間数は35時間。

・国語は中2から少人数授業。 2.3年になると週2時間の選択授業



学校トピック

慶応義塾中等部  トピック

  • 平常は私服(ジーパン禁止)。 基準服あり。
  • 3学期制
  • クラブ活動は学芸部23、運動部17
  • ラグビー部: 関東大会出場、  弓術部: 全国大会2位 など
  • 著名な卒業生: 中村紘子(ピアニスト)、 松岡修造(元テニスプレーヤー)、 市川猿之助(歌舞伎役者)、 北城恪太郎(日本IBM会長) など


代表的な行事・修学旅行

早慶戦応援、校内大会、林間学校(1年奥日光、2年富士、3年磐梯)、海外研修旅行(希望者)、歌舞伎鑑賞会、運動会、展覧会、音楽会、卒業旅行(3年九州方面9


学校からのメッセージ

中等部の教育理念および学校生活をよく知っていただき、その趣旨に賛同される方々に受験していただきたいと考えております。

 

 

Q&A

◆学校生活について

Q:通学範囲はどのくらいですか?
A:今年度の新人生(251名在籍)では、東京23区内から163名、東京23区外から17名、神奈川県から41名、千葉県から19名、埼玉県から9名、静岡県から1名、栃木県から1名が通学しています。片道の通学時間は、30分までが29名、1時間までが149名、1時間30分までが73名です。

Q:学校指定のカバンはありますか?
また、靴は革靴でなければなりませんか?
A:カバンや靴に指定はありません。ただし、基準服を着る場合には黒靴、体育館では赤ひもの運動靴を使用しています。

Q:昼食と売店について教えてください。
A:昼食は弁当持参が原則となっています。構内にはパン・ジュースの自動販売機がありますが、生徒の成長・発育に十分な食事とは言えません。また、事務室では、文房具を販売しています。

Q:校友会活動(クラブ活動)への参加状況を教えて下さい。
A:校友会への参加は自由ですが、どの部にも所属してない生徒はほんの数名です。各部の活動は原則として平日週3日以内ですから、兼部している生徒もたくさんいます。

Q:生徒用のコンピュータの施設について教えて下さい。
A:平成22年4月現在、CAV室に45台、ポプラ館分割教室に26台、その他生徒が利用できるものが数台あり、すべてインターネットに接続可能です。なお、各教室に情報コンセントが設けられています。

Q:いじめはありますか?
A:世間一般にいう悪質な「いじめ」はありません。弱い者をからかうような場合でも、教員が解決するまで真剣に取り組みます。

Q:不登校の生徒はいますか?また、どのような対策をとっていますか?
A:学年によっては、不登校の生徒がいる場合もあります。カウンセラーが週2回カウンセリングを行います。また、担当の小児科医、ストレスケアの専門医とも緊密に連絡をとって対応します。

Q:慶應義塾の中学校には、中等部の他に普通部・湘南藤沢中等部がありますが、各学校の特色を教えて下さい。
A:中等部は男女共学の60年間の歴史の中で集団生活における幅広い体験を重視する学校、普通部は長い伝統のもとで個性の伸長を図る男子校、湘南藤沢中等部は時代の流れに先行する試みを盛り込んだ中高一貫の男女共学校といえるでしょう。

Q:学費以外にかかる費用はどのくらいですか。
A:入学までに、基準服(7万円程度)、体操服(2万円程度)、スモック(5千円程度)、絵の具(2万円程度)を購入します。今年度の1年生は、積立金(教材、遠足、見学、観賞会等の費用)として年額6万5千円、林間学校費用として5万円お預かりする予定です。この他に、各クラブでの必要用具一式を揃えるのに数万円かかり、長期休暇中のクラブの合宿に1回当たり4〜6万円かかります。

Q:中等部に入学した後、保護者と共に海外に転出し、その後帰国した場合、中等部に復学することはできますか?
A:2年間までなら復学できます。ただし、学年が遅れることなく復学するには、次の@〜Cのすべての条件を満たしていることが必要です。

  1. 1年次の第1学期および3年次の第2・3学期は中等部で学習すること。
  2. 海外渡航期間が1年以内(渡航開始時期によっては最大4学期)であること。
  3. 復学時に試験を受けてその学年に相当する学力が認定されること。
  4. 渡航期間中は中学校と同等の学校に就学すること。

なお、学期中の生徒のみでの留学は認めておりません。

 

◆授業について

Q:プールはありますか?  また、水泳の授業はありますか?
A:平成21年7月より、体育館・プールの建て替え工事が始まりましたので、今年度はありません。完成後には、6月中旬〜9月下旬にかけて水泳の授業を行う予定です。1年生では、25m泳げない生徒やフォームの改善を要する生徒を重点的に指導します。

Q:進度別・能力別授業はありますか?
A:英語では、週1時間、本人の習熟度を考慮した少人数クラス編成を行っています。

Q:英語を小学校のうちに学習していないのですが、授業についていけますか?
A:英語に全く触れていないことを前提に始めますので、授業を大切にして意欲的に取り組んでいけば心配ありません。

Q:コンピュータを使った授業には、どのようなものがありますか?
A:1年次の「情報」の授業では、ネットワーク利用上のルールやマナーを指導します。また、他の教科でも、インターネットの利用をはじめ、必要に応じて取り入れています。

Q:家庭教師についたり塾に通う必要はありますか?
A:生徒の学力には個人差がありますので一概にはいえませんが、予習・復習をしっかりと行い、中等部の授業をきちんと聴いてノートをとっていれば、特に必要ありません。

Q:授業について行くのが難しい生徒はどのように指導していますか?
A:担当教員が個別の指導を行って課題を出したり、少人数の補習を行ったりして補います。また、教員室は生徒が自由に入室できますので、質問をしに来る生徒がたくさんいます。

Q:英語検定・数学検定・漢字検定は学校で受検できますか?
A:数検は年に2回、英検は年に1回、漢検は年に2回、中等部または大学校舎を会場として受検しています。なお、英語の授業では、2・3年次にインターネットを利用して、学外テストCASEC(英語コミュニケーション能力判定テスト)を全員受験します。

 

◆進学について

Q:高校への進学について教えて下さい。
A:中等部に学ぶ生徒は、特別に進学のための試験を受けることなく、本人が希望する塾内の高校に進学できます。ただし、普段の学習や素行の面において、特に不良の場合には、進級・進学に影響することもあります。

Q:中等部を卒業して塾内高校に入学する際、入学金を支払う必要はありますか?
A:塾内のどの高校に進学しても、改めて入学金を納めていただいています。

Q:中等部を卒業して慶應義塾ニューヨーク学院高等部に進学する際、条件や注意すべきことはありますか?
A:特に条件はありません。ニューヨーク学院の教員は70%がアメリカ人で、英語で授業を行い、日本語は通じません。その授業についていくためには、かなりの英語力が必要です。また、生徒の90%は寮で生活し、その他の生徒は近隣から通学しています。なお、ニューヨーク学院は9月入学になります。

Q:慶應義塾大学の学部選択について教えて下さい。
A:慶應義塾大学には、文学部・経済学部・法学部・商学部・医学部・理工学部・総合政策学部・環境情報学部・看護医療学部・薬学部がありますが、中等部に在学中から、進学する学部を決めてしまうことは必ずしも好ましいことではありません。学科においてもかたよらない知識を得、幅広い経験を積むことが大切であると考えています。いろいろな学問の基礎を学び、様々な体験を重ねることが、自分の可能性の発見につながるのです。なお、昨年度の各高校からの進学状況は下の表の通りです。
各高校ごとに、学部への推薦枠を設けていますが、以前から医学部、近年は法学部も進学希望者数が推薦枠を超えています。この場合、成績により希望の学部に進学できないこともあります。

    日吉  志木   女子   藤沢  NY
文   36    11   25    13   2
経済  230   80   50    60  29
法   220   68    50    60  20
商   95    53    22    29  14
医   22    7     5      7   2
理工  74    40   16    29   4
総合  19    1     0    15   1
環境  23    6     1    14   9
看護  1     0     5    3   1
薬   7     2     9     3   1
その他 8     4     8    1   1

 

◆その他

Q:構内を見学することはできますか?
A:平常は構内の見学はできません。11月6日(土)12:00〜16:30、7日(日)9:30〜16:00に開催される展覧会の際にご覧下さい。なお、運動会も公開しています。

Q:PTA活動はありますか?
A:PTA組織はありません。年に4・5回行われる保護者会などでは、成績や生活など、担任教員と保護者との懇談の機会が設けられています。また、個人的な面談はいつでも受け付けています。

Q:奨学金制度はありますか?
A:「小泉信三記念高等学校以下諸学校奨学金」(授業料の全額または半額)、「2000年記念教育基金」(金額は必要に応じて決定)、「中等部同窓会ひまわり奨学金」(授業料・施設設備費および教材費の合計の半額〜全額)があります。申請資格は、@経済的事情により学業の継続が困難となった者、A成績・品行ともに優れ健康である者、となっています。

(説明会資料から)

 

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