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せいけい ちゅうがっこう

成蹊中学校

私立   成蹊中学校の情報は中学受験わかばナビ


成蹊中学校の基本情報

  • 住所: 〒180-8633 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-10-13
  • TEL: 0422-37-3818
  • アクセス:  JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺」徒歩15分
  • 生徒数: 約780名   教員数:専任90名(中高)
  • HP: http://www.seikei.ac.jp/jsh/
  • 参考偏差値: こちら

初年度に掛かる経費
授業料 620,000円
入学金 300,000円
諸経費 379,9000円
初年度必要金額 約1,299,900円

※教育充実資金(任意)  1口100,000円  3口以上


最新情報

・説明会レポートは こちら

・2010年度 成蹊中学校 一般学級 第2回 入学試験 ( 2010年2月4日実施 )  こちら

 


学校について
創立

英語教育

併設高校の大学合格進学実績

高校募集

学校について
入試 難易度

入試 科目

面接

調査書 提出



備 考

■英語:
・1年から外国人教師による授業を実施。 二分割の少人数授業も実施。
・2.3年になると検定教科書以外にも国内外で開発された優れた教材を用い、高度な授業を行っている。

 

■募集
・中学募集(2010年度): 第1回:男子55名、女子40名   第2回:男子20名、女子15名  国際学級入試:男女計約10名
 ※筆記試験: 一般入試・・4科目   国際学級・・国算英の3科目 
 ※面接: 一般入試・・なし   国際学級・・本人面接あり、約10分、面接官2人
 ※筆記試験、提出書類(国際学級入試は面接も)を総合的に判断。
 ※国際学級入試は別日程、別内容で試験を実施

・高校募集: 男女計約70名
※中学校からの内進生とは “混合クラス編成”
・内部進学率: 約97%が進学

 

■併設学校
成蹊小学校、 成蹊高等学校、 成蹊大学、 成蹊大学院


併設高校の大学合格実績 上位校

成蹊大学(併設大)、早稲田大、慶應大、上智大、東京理科大、立教大、中央大、日本大、明治大、 青山学院大、法政大、学習院大、東京農大、北里大、成城大、日本女子大 など

成蹊大学(併設大)には約37%の生徒が進学。
成績上位の生徒は、推薦権利を持ったまま他大学の受験が可能。


併願中学校例

男子:
慶應普通部、早稲田中、学習院中、明大明治中、立教新座中、立教池袋中、青山学院中、学習院中、明大中野中、法政大学中、西武文理中、城北埼玉中、日大第二中、国学院久我山中、獨協埼玉中など

女子:
青山学院中、明大明治中、吉祥女子中、立教女学院中、西武文理中、法政大学中、星野学園中、森村学園、 成城学園中、日大第二中、明治学院中、国学院久我山中、獨協埼玉中、跡見学園中  など



 

 

 




理念・教育の特長

教育理念

-創立者がめざした教育-
「個性を持った自立的な人間の創造」をめざして

社会に役立つ人材の育成
中村春二が学園の前身である成蹊実務学校を開設したのは1912(明治45)年のことです。 当時の日本は、資本主義経済の発展とともに、貧富の差が拡大していました。機会均等であるはずの教育も、義務教育は施行されていたものの、高等教育にすすむことができるのは有産階級の子弟のみという現状でした。中村は経済的な理由から進学が困難な少年たちを救い、埋もれた人材を国家社会の中堅として育成することこそ自分に与えられた使命であると考え、成蹊実務学校を設立したのです。

個性尊重、人格の陶冶、眞我の開発
中村は教育において何よりも人格の陶冶を重んじました。義務教育の普及により、就学率が急激に上昇したものの、画一的な当時の日本の教育に疑問をもち、個性に合わせた自由平等の教育を押しすすめたのです。 子どもたちの個性を尊重する一方で、中村は他人を押しのけてでも出世しようとするものや、個人の勝手な行動を強く戒めました。 中村が人格教育において最も重要視したのは、子どもたちの「眞我」すなわち「心の奥底にある尊い心」の開発です。「眞我」の開発には、師弟の心が直接触れ合える関係が不可欠であるとし、教師に対しても修養を行うことを徹底しました。

少人数教育、教師の修養
これらの理念の実現のため、中村は教師の修養と生徒側の受け入れ体制が整うことを求めました。さらに、徹底した少人数制や日本伝来の僧堂教育に基づく「心力歌」「凝念法」「鍛錬主義教育」といった独自の教育方法を行ったのです。 成蹊実務学校第一回入学式において、中村は新入生に向けて次のように述べています。「"桃李もの言わざれども、下おのづから蹊を成す"という言葉を味わってほしい。自分を磨いて美しい人格をつくれば、その人はたとえ何も言わなくとも、自ら世間に認められるようになる。」「成蹊」という名は、司馬遷が「李将軍列伝」(史記)において引用した諺「桃李不言下自成蹊」によるが、成蹊学園の教育の理想を最も的確に表しているのです。創立からまもなく100周年を迎える成蹊学園は「個性尊重」「人格の陶冶」「眞我の開発」という創立者の三つの理念を受け継ぎ、「個性を持った自立的な人間の創造」という教育目標を掲げ、これからも新たな歴史を刻み続けます。

 


沿 革

1906 明治39年 中村春二 学生塾を設立
1907 明治40年 学生塾を「成蹊園」と名づける
1912 明治45年 成蹊実務学校を開設
1914 大正 3年 成蹊中学校を開設(池袋)
1915 大正 4年 成蹊小学校を開設(池袋)
1917 大正 6年 成蹊実業専門学校(池袋)、成蹊女学校(目白)を開設
1924 大正13年 中村春二学園長逝去 小学校、中学校、実務学校、実業専門学校を池袋から吉祥寺に移転
1925 大正14年 成蹊高等学校(7年制)を開設
1947 昭和22年 成蹊中学校(新制)を開設
1948 昭和23年 成蹊高等学校(新制)を開設
1949 昭和24年 成蹊大学政治経済学部を開設
1962 昭和37年 成蹊大学工学部を開設
1965 昭和40年 成蹊大学文学部を開設
1966 昭和41年 成蹊大学大学院工学研究科を開設
1968 昭和43年 成蹊大学政治経済学部を改組し、経済学部および法学部を開設
1970 昭和45年 成蹊大学大学院経済学研究科・同法学研究科を開設
1971 昭和46年 成蹊大学大学院文学研究科を開設
1972 昭和47年 成蹊大学大学院経営学研究科を開設 成蹊大学大学院法学研究科を法学政治学研究科と改める
1981 昭和56年 成蹊大学情報処理センター、成蹊大学アジア太平洋研究センターを開設
1993 平成 5年 成蹊大学国際交流センターを開設
1999 平成11年 学園情報センター設置(2002年 大学情報処理センター統合)
2000 平成12年 国際文化学科・現代社会学科開設(文化学科を改組)
2004 平成16年 大学院法務研究科(法科大学院)開設 経済学部経済経営学科開設 
            成蹊大学国際交流センターを廃止し成蹊学園国際教育センター設置
2005 平成17年 大学工学部を改組し、理工学部を開設
2006 平成18年 大学情報図書館を開設

 


教育の特色 

○教育の特色

◆特色1   幅広い学習で才能を自覚
・考える力
成蹊中学校の授業を見られたの方々が驚かれるのは、生徒たちが積極的に発言し、いろいろなことに関心をよせること。それは詰め込み教育ではなく、まず興味を持たせ、考える力を育成する教育の成果なのです。授業中に質問などで手を挙げる生徒がたくさんいるだけでなく、授業が終わった後も職員室までわからないことを聞きに行く生徒が多いことが、成蹊の授業の面白さを物語っています。それが基礎にあってこそ、成蹊の教育理念である「自奮自励」「自学自習」の精神が発揮されるのです。

・幅広い学習
成蹊中学校では、一人ひとりが多様な個性、才能を自覚する教育を推し進めています。そうした観点から、どの教科、科目にも同じ重要性を置いています。教科の中身も、さらに専門分野に分かれ、それぞれ高い専門知識を持った教員が授業を行っています。さらに実験、実習、芸術分野の学習活動にも力を注いでいるのが特色です。これにより生徒は自分の得意な分野、才能をしっかり認識することができます。また、豊かな教養を身につけ、偏りのないものの見方を修得していくことが、一人の人間として何よりも大切だと信じています。一例として、書道が芸術科目として独立した授業を行っていることと、国語、社会、数学、理科は分野別に細分化された科目編成になっていること。特に社会科では地理、歴史、公民、理科では生物、地学、物理、化学といったように分野ごとの専門の教員が授業を受け持つという他校にあまり例のないスタイルです。授業への生徒の集中度は高く、質問のために先生のもとを訪れるなど、成蹊ならではの親密な雰囲気もあります。

 

◆特色2   中高一貫の全人教育
・発育・成長に合わせた教育
中学に入学すると、まず導入、融合教育が行われます。いろいろなオリエンテーションがあり、遠足、夏の学校へとつながっていきます。さまざまな小学校から入学した生徒が、これらの行事で一体感と絆を深めす。  
授業については、英語は入学前の経験によりクラスを分け、スムーズな語学学習の導入が行われています。 やがて、中学校の学習、生活にも慣れてくると充実した学習が待っています。幅広い分野の学習で一人ひとりの個性、才能を発見、自覚することになります。

・6年間の学習
成蹊中学校からはほぼ全員が成蹊高等学校に進学します。高校進学だけではなく、学年ごとの進級にも厳格なラインがありますが、普通にまじめに授業を受けていれば、誰でも推薦入学の資格を得ることができます。 高校受験の準備に振り回されることなく、さまざまな分野の基本を学習する機会に恵まれ、個人が自らの才能や個性を自覚し伸ばすことができ、やがては海外を含む多様な分野の大学への進学を果たしています。小学校から大学までの一貫教育の体制を整えた中で、一人ひとりの生徒がそれぞれの夢を実現するために飛躍することをサポートする、そういった成蹊のような学校は少ないでしょう。

・クラブ活動
文化部、運動部とも多彩なクラブ活動がそろっています。成蹊中学校の特色はほとんどの生徒がクラブ活動に参加していることです。自主的に運営しながら高校の先輩たちとも一緒に活動するなど、新しい人間関係を築き、充実した時間を過ごすことができます。

・ホームルーム
生徒たちの自主性を重んじながら、教師とのコミュニケーションを深める場でもあります。各学年で企画する講演会などのイベントも行われています。

・凝念
朝礼時に少しの間、静かに目を閉じ、心を静める成蹊独得の精神統一法が凝念です。この凝念は創立者の中村春二が明治45年に実務学校を創立して以来、伝統として受け継がれたものです。朝に行われる理由は、生徒たちが家庭や社会の雑念にとらわれたまま授業を受けても、その効果が半減するからです。精神の集中をはかり、ものごとに対処する際の気構えを養います。テスト時や試合前など、自分からごく自然に「凝念」を行う生徒もいます。

・感性を養う作文集
国語では深く考え、自分の考えをまとめる力を育てるための作文指導をしています。書き上がられた作文を作文集として発行しています。

・手作りの文化祭、体育祭
文化祭、体育祭といった学校行事は、生徒自身が企画し運営する方式をとっています。教員がまとめてしまえば、きれいなものを効率よく作ることができるのはわかっているのですが、自主性を育み、自立した精神を学ばせるためには生徒に任せることが必要だと考えているからです。

 

◆特色3    本物に触れ、知的好奇心と科学的探究心を育む
・実験・実習
成蹊中学では授業で実験、実習が多く見受けられます。理科では実験を重視しています。校内の植物の観察をはじめ、理科館を使っての本格的な実験をもとに、物理、化学、生物、地学の授業を進めていきます。毎年1〜3年の希望者が参加して、天体観測や化石の採集などの調査実習も行われます。学年の枠を超えて一緒に活動するのも、この実習の魅力です。同様に美術や技術、家庭でも実習を大切にし、知識の探究心や科学する心を育んでいます。

・学校外での体験学習
体験学習を重視する成蹊では、授業以外に学校行事や学外活動も大切にしています。中学1年生では自然観察を活動の中心として仲間づくり、2年生では浅間高原や周辺の山々を登山し、鍛えながら大自然に親しむそれぞれの「夏の学校」があり、3年生では国語、社会、美術などの授業で充分に予習して臨む修学旅行があります。
その他、1年生では狂言や音楽を鑑賞したりプラネタリウムを見学したりします。2年生では防災館で防災の心得や災害時の対処方法を学ぶ「見学会」があり、社会の知識やなりたちを身につけるための、さまざまな機会を設けています。

 

 

○教育内容

・授業のようす
ゆとりのなかでも夢中になる、手づくりの授業が特色です。国語、社会、数学、理科では分野別に細分化され、高等学校に近い科目編成になっています。書道が芸術科目として独立した授業をおこなっていることと、社会科と理科では分野ごとの専門の担当者が授業を受け持つようになっていることがほかの中学校との大きな違いです。科目数が多くなって生徒にとって大変な面もありますが、科目ごとの学習目標が明確になるので授業への生徒の集中度は高いといえます。ふだんから生徒は質問のため先生のもとを訪ねることが一般的で、型どおりの補習授業では得がたい親密な雰囲気が感じられます。
定期的な試験が年に5回あり、厳正に実施されます。古くは、生徒を全面的に信頼して、試験監督をおかなかったといいます(現在は生徒の安全確保上の必要もあって試験監督をおいています)。このほか、小テスト、作文、実験レポート作成、作品制作などが日常的におこなわれ、それらを総合して成績をつけています。成績は10段階の絶対評価です。 また、校外授業も積極的に実施しています。 大きなものとしては「夏の学校」(1・2年)と「修学旅行」(3年)があります。
「夏の学校」では自然のなかで理科、芸術、社会科などの体験学習や登山をおこなっています。常時2名の医師(卒業生)が同行し、生徒の安全を確保します。「修学旅行」(4泊)は日本文化の原点を現地学習するために奈良・京都を訪れます。

・1年生の授業    特徴
小学校とのシステムの違いに戸惑わないように配慮しつつ授業が進みます。学習方法についての指導が重視されます。1年生の英語では小学校での英語学習経験に応じて、1クラス2つに分割して授業をしています。どちらのクラスでも基礎を重視した指導をしますので、入学前の準備学習は必要ありません。

・2年生の授業   特徴
生徒たちも小学校時代の面影がすっかり抜けています。本来の意味での中学校の授業が施されます。1年生に比べれば授業の 進度が速く、内容も深くて充実感を覚える時期です。

・3年生の授業   特徴
高校レベルの内容が一部入ってきます。生徒たちの理解力が深まり、物事を批判的に学びとることができるようになる時期です。高校への進学を目前にして、将来計画の設計をはじめるようにうながします。

 


○その他の特色

◆国際学級の特色
特色1  全国に先駆けて行われた帰国子女の受け入れ
国際学級の歴史
外国生活を送った子供たちにとって心配なのが、帰国後の学校生活です。そうした不安やギャップを解消していくことを目標に開設されたのが成蹊中学校の「国際学級」です。その歴史は1935年(昭和10)年に始まります。本格的には全国に先駆けて1964(昭和39)年に中学1〜3年の国際学級となり今日に到っています。

特色2 少人数学級ならではのきめ細かい個別対応型授業
個別対応型授業
成蹊中学校には帰国生徒のみを受け入れる「国際学級」が、各学年に1クラスずつ設置されています。定員は各15名。少人数学級ならではきめ細かな指導で、帰国子女の持つ国際感覚を伸ばしつつ日本への早期適用を目指し、国語に重点を置いています。さらに、培ってきた英語力を一層のばすために外国人教師による授業を行っています。 学校行事、生徒会活動、クラブ活動等には一般学級の生徒と一緒に参加するのも成蹊の特色です。やがてはグローバルに活躍できる人間に育っていくことが期待されます。

 

特徴

・進路の選択は高2から。 高2から文系と理系のコースにゆるやかにわかれ、一部の科目が選択となり、高3では数多くの中から自分の進路にあったコースを選択します。

週3時間の保健体育の授業では心身の成長をサポート。

2時間続きの授業が多いことが特徴



学校トピック

成蹊中学校 トピック

  • 豊かな教育環境
  • 平成19年に新中学教室棟が完成
  • 早稲田、慶応、上智などの指定校推薦大学あり
  • 硬式テニス部:全国大会出場、 剣道部:都大会出場、  ラグビー部:関東大会優勝 など

 

代表的な行事・修学旅行

体育祭、文化祭(蹊祭、中高合同)、修学旅行(京都、奈良)

 

著名な卒業生

安倍晋三(衆議院議員)、佐々淳行(初代内閣安全保障室長)、相賀昌宏(小学館代表取締役社長)、すぎやまこういち(作曲家)、服部克久(作曲家)、東儀秀樹(雅楽師)、中井貴一(俳優)、鶴見辰吾(俳優)、馬場康夫(映画監督、ホイチョイプロ代表)、高島彩(フジテレビアナウンサー)など多数

 

 

Q&A

学習全般
Q:中学に入ったら塾へ通わないとついていけないという学校がありますが、成蹊では、塾や予備校に通っている生徒は多いですか。また、通う必要はありますか。
A:「中学へ入ったら塾へ行かなければ」という考え方は、私たちにとってはとても残念なことです。塾へ行くことは、授業内容を自分で理解し身につけるための大切な時間を失うことになりますし、受身の姿勢を助長するので、あまりよくないことと考えています。成蹊中学校では基礎から丁寧に指導に当たるので、塾や予備校に通う必要はありません将来的にも「塾へ行かないと学習しない」「誰かに強制されないと勉強しない」という考え方から脱却できなければ、後悔することになりがちです。教員との人間関係を大切にしながら、学校中心の学習に徹してほしいと思います。

 

Q:選抜クラスや能力別クラスは実施していますか。
A:2008年度より、中学2・3年の英語において「帰国生英語特設クラス」を実施します。これは、中学1年で国際学級に所属していた生徒を中心に、海外生活経験があり英語能力の高い生徒を集めて、一般クラスとは別の授業を行うものです。国際学級出身者は、原則、全員「帰国生英語特設クラス」に参加しますが、一般学級在籍の帰国生および中学2年に編入学する帰国生については、参加判定のためのテストがあります。また、これとは別に、中学1年では、小学校での英語の学習経験の違いによってクラスを分けて授業を行っています。高校生になると、高校2・3年の数学と英語の授業は、習熟度によりクラスを分けて、少人数で授業が行われています。

 

Q:クラブ活動と勉強の両立は可能ですか。
A:ほとんどの中学生がクラブ活動に参加して積極的に活動し、その多くが勉強との両立を果たしています。学校としても、高校受験のことを考えなくてよい分、積極的にクラブ活動に参加するよう指導しています。なお、勉強との両立を考えて、活動は、原則週4日以内としています。

 

Q:授業の進度についていけなくなった場合、補習をしてもらえますか。
A:補習制度は、原則的には実施していません。成績不振の生徒の多くは「授業」という形態についてこられない傾向があり、補習という形で授業を繰り返しても効果は少ないと考えています。型どおりの補習では生徒の受け身の姿勢を助長するだけで、成果を上げないことが多いのです。その生徒がどこまで行き詰まっているのかを知るには、個別の対話をするしかないと考えています。成蹊中学・高等学校では、教員と生徒との距離が非常に近いのが特色です。生徒たちから個別の質問を受けたり、逆に教員から個別の指導を行ったりすることによって対応しています。

 

学校生活全般
Q:朝は何時から学校が始まりますか。また、朝礼はありますか。
A:1年を通じて、8時10分までに登校することになっています。毎朝必ず朝礼があります。朝礼では、少しの間、静かに目を閉じ、心を静める「凝念(ぎょうねん)」と呼ばれる成蹊独特の精神集中法が実施されています。これは創立者中村春二が1912年に成蹊実務学校を創立して以来、伝統として受け継がれているものです。

 

Q:中学からの入学生と成蹊小学校からの進学者はうまくとけ込んでいますか。
A:例年、成蹊小学校からの進学者は120名程度で、中学校からの入学者は国際学級を含めて140名程度です。クラスは、偏りがないよう均等に編成されます。成蹊小学校出身者は家庭的で、新しい友人との出会いを楽しみにしています。個人差はありますが、4月のオリエンテーション期間と5月の遠足などを通じて、すっかり打ち解けていきます。和気藹々(わきあいあい)かつ切磋琢磨(せっさたくま)しつつ、楽しく学校生活を送っています。

 

Q:文房具や昼食などを買うために、校外に出ることができますか。
A:登校後は授業終了時刻まで校外に出ることはできません。文房具は売店で購入できます。また、中学生はお弁当が原則ですが、家庭の事情等でお弁当が持って来ることができない場合にも、売店でパンなどを販売しています。

 

Q:クラブ活動は中高合同で行われていますか。
A:クラブによって異なりますが、原則は中学と高校で、別々に活動しています。合同で活動することの効果が大きいクラブや、必要性のあるクラブについては、合同で活動することがあります。例えば、吹奏楽部やストリングス部では、各パートごとに合同で活動しています。それにより、高校生の高い技術を中学生が受け継ぐことができます。多くの運動部では、中学と高校で人数や体力、技術のレベルに差があるので、ふだんは別々に活動しています。ただ合宿の時などに、高校生や卒業生に指導に来てもらうなど交流が持たれています。

 

Q:文化祭や体育祭はいつ、どのような形で行われますか。
A:文化祭(「蹊祭」)は、例年9月末〜10月初めに行われ、どなたでも自由にご覧いただけます。蹊祭に先がけて9月中旬に体育祭が行われ、保護者の参観は可能です。一般には公開されていませんが、蹊祭の他に、文化部の活動を発表するイベントとして1月と6月には文化部の発表会が行われています。

 

Q:生徒同士、また教員との人間関係において、気をつけていることがありますか。
A:中学高校時代は、身体も心も大きく成長する非常に大切な時期です。本校では、建学の理念の一つである「個性の尊重」に基づき、自己のみならず他人への思いやりや気配りができるような人間の育成をめざしており、生徒には、他人を思いやるやさしさ、共感することのできる温かい心を持って行動するように指導しています。また、成蹊では、生徒と教員との距離が非常に近いのが特色です。我々は学習についての質問のみならず、生徒たちからのさまざまな相談に応じることができる環境づくりを特に大切にしています。中央館の1階には、生徒たちが悩みなどを特別に相談できる場として、カウンセリングルームを設けています。カウンセリングルームでは2人のカウンセラーが、学習面、生活面、人間関係など、あらゆる側面にわたって対応し、生徒一人ひとりが楽しく学校生活を送れるようにサポートしています。また、思春期の多感な時期にある生徒の成長には、学校のみならず家庭との協力が大切だと考えています。さまざまな面において家庭と連絡を取り、学校と保護者が一体となって生徒の成長を助けるように指導に努めています。

 

大学進学全般
Q:成蹊大学へは推薦制度を利用して何人行けますか。
A:高校3年間の学習状況および出欠状況についての基準を満たし、推薦テストに合格すれば、ほぼ全員が推薦されるだけの枠を持っています。近年は、ほぼ100%希望する学部・学科に推薦されています。

 

Q:成蹊大学への権利を持ちながら、他大学を受験することができますか。
A:2007年度より一部の成績上位者については、内部推薦の権利を持ちながら外部の大学を受験できる、「内部併願制度」が開始されました。

 

Q:成蹊を卒業して社会に出た場合、何がメリットになりますか。
A:他の学校にはない、多方面にわたる卒業生との強い絆を持つことができるのが成蹊の特徴です。成蹊中学・高等学校の卒業生は、国内外の様々な分野で活躍しており、OBおよびOGの同窓会団体である成蹊会を通じて、海外も含めた全国に地方組織をもっています。例えば、医師などは通常の医師会とは別に、蹊医会という団体をもっており、社会に出た場合の強い人脈をつくることができます。また、クラス編成についても、大学受験のみを意識した文系・理系クラス編成は行っていないので、将来同窓会などで集まっても多方面で活躍する友人たちと更に深いつながりを持つことができるわけです。在学中からも、クラブ活動などを通じて卒業生の先輩方と良い関係を作る機会にも恵まれています。

説明会資料から

 

 

学校の様子

 

 

 

 

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