横浜共立学園中学校

教育方針

横浜共立学園の教育の根底にあるもの、それは「ひとりの人間を無条件に尊重し愛する」というキリスト教精神であり、この精神を拠り所にして学園は今日まで一貫して教育を続けて来ました。そして、これからも一人ひとりを大切にする教育を忘れずに進めていきます。

沿　革

横浜共立学園は、1871（明治4）年米国婦人一致外国伝道協会から日本に派遣された3人の女性宣教師、プライン、クロスビー、ピアソンによって山手48番に設立されたアメリカン・ミッション・ホーム（亜米利加婦人教授所）に起源をもつ、日本で最も古いプロテスタント・キリスト教による女子教育機関のひとつです。　
3人の宣教師は、横浜に到着後間もなく混血児の養育と女子教育のために力を合わせて働き始めますが、混血児の養育も女子の教育も当時の社会では全く顧みられませんでした。しかし、宣教師たちは人間の価値は生まれや持ち物によらないと考え、孤独と貧しさの中にあった混血児を喜んで受け入れ、また女性たちが、ひとりの人間として人格を尊重され、社会的に正しく位置を与えられるようになるための教育に全力を注ぎました。
こうした宣教師たちの働きは、「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい」（ルカによる福音書10章27節）という聖句によく表されています。

教育の特色　

○教育の特色

�@一貫教育
文部科学省認可の中高一貫校として教育を行なっている学園では、６ヵ年の連続した教育の利点を生かし、学習指導要領をもとに週５日制、３３時間の時間割で授業を行っています。

�A授業
科学的真理の探究を目的とする教科の学習を大切にし、教師と生徒はお互いに教科の学習を通して真理を知る喜びを共有します。
この学習態度は学園創立時から大切にされ、初代校長のピアソン宣教師は、英文学、天文学、数学、物理、化学を教え、毎月２回東京から大学教授を招き化学の実験をするなど自ら真理の探究者となり、「女性は論理的思考力を養って真実を見、迷信や狂信を防ぐ力を備えなければならない」と語ったと言われています。

�Bカリキュラム
高等学校２年次より選択科目を大幅に取り入れ、生徒の将来の目的に沿った科目の履修が可能なように配慮し、また英語のコースの一部にグレード別クラスも設けています。　英語科では、４人の米国人教師により全学年１クラスを２分した少人数での授業を行い十分な効果が上がるように努めています。

○学校の特色

�@部活動
現在の部活動は生徒会指導部所属の部が、文化系15、体育系8、同好会6、宗教指導部所属のグループが3グループあり、いずれも中学生、高校生が一緒に活動しています。
生徒は自分の趣味・適性に合った部やグループに自由に加入し、お互いに個性を伸ばしています。活動は平日の放課後が主ですが、土曜日や休暇中の一定期間も活動にあてられ、学園生活の活性化を図っています。

�A課外授業
課外授業は、パソコン科（中3・高校生対象）・茶道科・華道科があり、それぞれ週１回、専門家の指導を受け、興味や関心を深める機会になっています。

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